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バナナ・ヨーグルトケーキ gâteau yaourt à la banane と読書

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昨日の夜、いつものヨーグルトケーキのレシピにバナナを加えて、バナナケーキを作った。
かなりボリュームがある。これで食欲の秋と読書の秋を満たすのだ。


f0176688_15592813.jpgこんにちは、Kaoluluです。
バナナケーキを作ろうと、10日間も熟成させていたバナナがありました。
常温で皮がヒョウ柄になるまで熟成させ、
その後冷蔵庫に入れておいたもの。
もっと早くケーキにしたかったのだけど、
週末になると暑くなって、オーブンを使う気がなくなっていました。

やっと昨日の夜は涼しかったので焼いてみました。
基本のレシピは先日のレモン・ヨーグルトケーキと同じ。

ただし、今回はプレーンヨーグルトではなく、バニラ風味ヨーグルトを使用。
大きめのバナナ1本、レモン半個分の絞り汁をふりかけて、
フォークでピューレ状になるまで潰す。
他の材料は何も減らさず、ただ、最後にバナナピューレを加えるだけ。

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バナナのいい香り。味はちょっと甘過ぎたかも…(苦笑)
バニラヨーグルトではなくて、プレーンヨーグルトでよかったな。
冷やしても美味しかったけど、トースターでカリッと焼き直してもいいかもしれません。

そして、甘いものを食べながら、今日読み終えたのはこちら↓
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何をいまさら…と言われそうな数年前のベストセラー。
基本、ベストセラーは読まないんですが、
今年の春に岩波書店の「広辞苑」が改訂になった際、
ニュースに知っている編集者が出ているのを見て、やはり読まねば…と思ったのです。

岩波書店はKaoluluがイラストの仕事を始めるきっかけをくれた出版社。
お世話になった17年間に、20人以上の編集者とお仕事をしました。
その間に異動になった方も多く、中には現在辞書編集部にいる人もいます。

舞台はKaoluluにとっては今でも親しみのある神保町。
本に登場する洋菓子店はあそこだろう、中華料理店はきっとあそこだね…と見当がつく。
とても懐かしい気持ちになって読了。

言葉というものに、以前ほど神経質ではなくなったけれど、
仏語を勉強しているから、辞書は毎日使っています。
電子辞書にしてからは、意外と国語辞典も使う機会が増えました。
仏語に訳そうと思った時に、日本語の意味が知りたくなることもあるし、
仏和辞典で調べた日本語が、古過ぎて意味が分からないってこともあるから。

言葉。
人が人として生きていく上で、なくてはならないツール。

絵や映像でも気持ちは伝えられるし、百聞は一見にしかずとは言うけれど、
人の記憶は映像だけではなく、言葉にすることで強く残る。

Kaoluluは子供のころをあまり覚えていない。
それは、母がいないため、共有した記憶を語る機会が皆無だったからだと思う。
普通の人は子供の頃のことを覚えていると思っているけれど、本人が実際に見た記憶ではない可能性が高い。
機会があるたびに、親が自分について語った話であることが多い。

言葉は感情の単位。記憶の本体だと思う。

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by kaolulu-nv | 2018-09-24 17:52 | 節約お菓子 | Comments(0)

La chambre des merveilles ルーム・オブ・ワンダー

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今月2度目の3連休。先週もそうだったけど、今週も読書をして過ごしている。
さっき読み終わったのは、ジュリアン・サンドレル「ルーム・オブ・ワンダー」
聞いたことのない作家だ。


f0176688_17413896.jpg こんにちは、Kaoluluです。
 3連休が続いても、特に何もすることがありません。
 昨日はなんと、起きたら10時を回っていました!
 どんだけ眠れるんだ!?と自分にびっくり。
買っても読む時間がなく積み上げられていた本を片付けている(読んでいる)ところです。


今朝は、冒頭の写真の「ルーム・オブ・ワンダー」を読み終えた。
この本を買ったのは、先週末のフランス語レッスンの帰りだった。
金曜日の会社帰り恒例の書店探検で見つけたのだけど、
現代小説であり、小説家ではない作者が書いたデビュー作と説明してあったので、
これはフランス語でも読めるかもしれないと思って、一旦手を停めた。

帰宅して、ネットで「La chambre des merveilles」と検索する。
出版社の作ったプロモーション動画と、アマゾン、数々の書評サイトがヒット。

原書の定価は17€90。(約2,300円)
邦訳版は¥1,500!
Oh là là ! フランス現地で原書を買うよりも、邦訳版を日本で買う方が安いなんて。
…というわけで、原書取り寄せは諦めて、再び書店へ行ったのだ。
原書はポッシュ版が出てからでもいいよね。
↑のアマゾンや出版社サイトで一部立ち読みができる。
辞書を使ってコツコツ…ならば、なんとかKaoluluでも読めそうだ。



この小説はネタバレすると面白くないので、詳しいことはかけないけれど、
たぶん、30代、40代の働く女性、いや、男性でも考えさせられ、あちこち痛くて涙が出てしまうと思う。
こんな↑プロモーション動画を作れるほど映像的なストーリーで、映画化されてもおかしくない。

今年の3月にフランス本国で出版され、5ヶ月後に日本で邦訳が出るなんて、異様な早さ。
それもそのはずで、昨年秋のフランクフルトのブックフェア(出版界ではかなり有名な見本市)に
初校段階で紹介され、20カ国以上にその版権を譲渡したそう。
初校とは、作家の原稿を初めて本のページの体裁で出力したもののこと。
まだ本の形になっていないどころか、校正も途中だ。

邦訳は大急ぎで翻訳されたのか、多少粗削りな部分が残っている(本文と「謝辞」内の意訳が違うとか)。
おそらく意図的に仏文の形のままに語順が倒置されている文章は、はじめは違和感を感じるけれど、
慣れれば話し言葉のようにテンポよく読めるようになる。

作者Julien Sandrelは38歳。
男性とは思えないほど、女性目線をよく理解していて読んでいて心地いい。

日本で翻訳されているフランスの現代小説はミステリーばかり。
フランスのミステリー小説は結構残酷なものが多く、Kaoluluでも最近は読まなくなった。
時たま仏文に強い出版社からミステリー以外のフランス文学が刊行されることもあるけど、
妙に陰鬱だったり、シニカルだったり、難解だったりする上、
発行部数が少ないせいで値段設定が高すぎたりする。

だから、フランスの心温まるような小説は原文で読むしかない。
そんな現状で、この本は珍しく日本語で読めるフランスの温かい現代小説。

ただ、フランスの日常に親しみのない日本人には1つだけ厄介な点がある。
フランスのアーティストやアスリート、はたまたニュースキャスターの固有名詞が、
実在のものなのか架空のものなのか、知らない人には判断できないということ(苦笑)
この小説には実在の有名人の名前がたくさん登場する。そう、彼らは実在する!(笑)

アメリカの小説だと、人名でも商品名でも、その点あまり苦労がない。
フランスの現代小説が日本で翻訳されにくい原因の1つなのかも。
フランス人は多国籍企業をよく思っていないのだから仕方ない。
(と、いうことも普通、日本人は知らないし。フランス人は地元密着志向だ)

f0176688_17445952.gif とはいえ、この小説は、フランスってどこ?ってくらいの人でも楽しめるはず。
 東京も登場するしね。読書の秋にお薦めの1冊。



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by kaolulu-nv | 2018-09-23 14:56 | 読書 | Comments(0)

プラスチックの未来

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アメリカでプラスチック製のストローが禁止になったことは日本でもニュースになっていたが、
フランスでもストローと小さなマドラーは禁止となっている。
それに加えて、カトラリーや容器の廃止も、先週金曜日にフランス国民議会で可決された。
とても気になるニュースだ。


f0176688_15592813.jpgこんにちは、Kaoluluです。
日本は3連休。来週も3連休、
月末の1週おいてそのまた次も3連休。
まるで週休3日のようなJaponの初秋です。

Kaoluluは、たまった本を読んだり(たまってるのに新たに買った!)、
ネットで「下町ロケット」の無料視聴をしたりして過ごしています。

今朝はフランス語のレッスンにも行って来ました。
Kaoluluの耳も頭もすっかり日本語化してしまい、
子供並みのカタカコトになってしまいました。
フランス行きたいな〜と航空券を検索しても全然値が下がらない。
なんだかフランス語学習意欲がそがれます。安くならないかなぁ。

今日はそんな頭に喝をいれるべく、ニュースを1つ紹介します。

「プラスチック製カトラリーと容器、2020年に禁止されるだろう」

LCIの動画サイトはレジュメがないので、Le Mondeの記事を参考にします。

プラスチック製の使い捨てストロー(paille)と小さいマドラー(bâtonnet mélangeur または touillette)は既に廃止が決定されています。

もちろん、「1回しか使わないもの、生物分解されない素材でできているもの」に限ります。
ストローなどはもう一度使おうと思う人はなかなかいないでしょうけどね。

フランスでは、農業大臣がまだ検討が必要と反対している段階なのに、
国民議会はさらに多くのプラスチック製品の禁止を盛り込んだ修正案を可決。

加えられた製品は、

カトラリー(couverts)
ピック(piques à steak:日本ではよく弁当に使うようなピック)
使い捨てコップのふた(couvercles à verre jetables)
総菜プレート(plateaux repas:弁当のように仕切りがあったりする)
アイスのカップ(pots à glace)
サラダボウル(saladier)
箱(boît:まさに弁当箱のような容器)

フランスはレジ袋も既に禁止されている。
プラスチック依存から脱却し、次の10年に立ち向かおう、
フランスが先頭に立とうとういう意気込みだ。

一方、反対している農業大臣は、
「廃棄物の量、特にプラスチック製品ゴミを減らすためには、行動の変革が必要だ。
だが、一貫性が必要となる。…経済面とエコロジー面の影響をより深く推算するためにも、情報を整理したい」
と説明する。

使い捨てのプラスチック製品を禁止することで、どんな経済的影響があるのか、
Kaoluluも個人的にとても気になります。
紙製や生物分解可能物質製に変えるとコストがかかるし、物価も上がるかもなぁとか、
植物油やパルプを生産するために森が切り開かれたりして、自然破壊にならないかなとか…。

日本はまだストローもレジ袋も使っているけれど、
街中にゴミを捨てないようにしているし、プラスチックのリサイクルもあるので、
フランスとの単純な比較は難しいです。

今回の国民議会の決定には、もう1つプランがあるらしい。
contenantes alimentaires de cuisson、つまり、加熱可能なプラスチック容器。
保育園から大学の学食(給食)に使われている加熱可能容器を2025年までに禁止するというもの。
住民2000人以上の自治体では2025年までに、2000人以下の自治体では2028年までに実施。
加熱可能な容器は使い捨てじゃないじゃん!
って思うのだけど、この場合の目的は、子供の健康を守るためと環境保護なんだとか。
子供の健康…う〜む、そんな影響あるのかなぁ。
ただし、これは実験的に期間3年で行ってみるということらしい。

f0176688_17465224.gif 日本の弁当屋やコンビニが聞いたら卒倒しそうだわ(汗)

軽くて錆びない、割れにくいプラスチックは、容器としてとても便利な素材。。。
たとえば、薬品や化粧品が昔のようにガラス瓶で流通するようになることは想像できません。
重くなれば今度は輸送にコストがかかる。つまりガソリンも消費する。

なにが最もエコだろう?

リサイクルされるシステムを作ること?
これは一番必要だけど、1人ではできませんね。

買い物をする時に「これは本当に必要か?」と考えること。
どのくらいの期間使うことができるのか考えること。

Kaoluluがすぐできそうなのはこんなことくらいかな。

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by kaolulu-nv | 2018-09-16 16:08 | 気になるフランス | Comments(0)

フランス語で日本のことを知る

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9月からフランス・スイス共同運営チャンネルARTEの一部Youtubeが
日本から見られるようになった様子(視聴期限あり)。
とにかく映像が綺麗。


f0176688_15592813.jpgこんにちは、Kaoluluです。
9月だというのに蒸し暑い。。。

今日はフランスのテレビ番組の紹介。


「Le Japon sauvage, le feu et la glace」野生の日本、火と氷
2010年の再放送らしい。
これを見て外国人が日本の自然を見に行くことは難しいだろう。
いや、日本人でさえ、こんな映像を撮ろうと思ったら、
何日山にこもらねばならないのかと考えてしまう。

2作目もある。
「Le Japon Sauvage, tropical et animal」野生の日本、熱帯と動物

個人的な感想だけれど、1作目の方が面白いような気がする。

ドキュメンタリー番組特有のゆっくりとしたナレーションなので、
Kaoluluでもなんとかフランス語を聞き取ることができる。
それに、話しているのは日本についてだしね。

もう1つ、ARTEの別の番組で、鹿児島県硫黄島のドキュメンタリーも見つけた。
Kaoluluは全く見たことのない世界。

「Japon : vivre à l'ombre du volcan Iodake」日本・硫黄岳火山の影で生きる
これもあまり日本では見かけることのない映像で興味が沸く。


外国人が作った日本のドキュメンタリー番組は、日本では見ることがありません。
日本のことをどう説明しているのかとても気になります。
実は日本のテレビでも放送しているのかしら??
Kaoluluは日本のテレビをほとんど見ないので、知らないだけかもしれませんね。

話は変わりますが、先週紹介した簡体字版が到着しました。
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そういや、この本は去年の1月にNHKのドキュメンタリー番組になったっけ。
日本が作った日本のドキュメンタリー番組は、海外でも見られているのかな。

台風、大雨、洪水、地震…。
自然災害の多い日本。自然の恐怖と自然の恵みと共存するそこに住む人々。
日々の生活の中で、ときどき自分もその1人であることを忘れてしまう。

都会に住んでいても、田舎に住んでいても、
日本列島という動く島の上に住んでいることを忘れてはならない。
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by kaolulu-nv | 2018-09-08 17:43 | ささいなコト | Comments(0)

昔取った杵柄

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3年前までイラストレーターをしていたKaolulu。
今でもたまに「Kaoluluさんの本が韓国、台湾、中国大陸で翻訳出版されます」と出版社から連絡が入る。
しかし、実際に現地の見本が届くことは稀だ。


f0176688_17413896.jpg こんにちは、Kaoluluです。
 台風の影響でどんより、しかし湿度の高い週末。
 それでも夜はだいぶ涼しくなって来たし、
 蝉の合唱は昼間だけになりました。秋はもうすぐそこ。

今日は、今はイラストレーターの仕事をしてないのに、本の話です。
フツーの会社員になったあと、刊行されました。

冒頭の写真は、2016年9月に中国で刊行された簡体字版の
「3時間台で完走するマラソン」金哲彦著(光文社)。

日本では2006年に刊行されたので、10年も経ってからの中国進出だ。
この本は人気者で、既に台湾(繁体字)でも出ているのだけど、
そちらは結局見本は届かず…(苦笑)

日本で東京マラソンが軌道に乗ったように、中国でも近年マラソンブームなのだそう。
台湾(繁体字)版のタイトルは今も知らないままだけど、
簡体字版タイトルは「我也想跑马拉松」
「马拉松」は「マーラーソン」だそう。マーラーカオみたいだね。
「私もマラソン走ってみたい」。

自分的に一番脂ののっていた時期のイラストだと思う。。。
表紙はKaoluluが本文用に作ったイラストデータを、
中国のデザイナーが加工してオシャレにしてくれた。なかなかセンスがいい。

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こちらは瓜二つな装丁。どっちが中国版?もちろん左。
昨年2017年5月に中国で刊行された簡体字版の
「プロのための牛肉&豚肉料理百科」柴田書店編刊行。

日本での刊行は2013年だから、こちらは4年後の中国進出。
うん、これが平均的な進出時期だと思う。

一見瓜二つだけど、よく見るとタイトルや色味、大きさが違うのが面白い。
日本語のタイトルが一部デザインとして残っている。
「(プロのための)我要吃肉 牛肉和猪肉」
「(プロのための)私は肉を食べたい 牛肉と豚肉」
f0176688_1437812.gif なんてストレートなタイトル…。
 だけど「プロのための」と意味が合わないし、
「&」は牛と豚のイラストの間の記号として使われてるね。

この本のイラストは、柴田書店の雑誌「専門料理」からの流用というか総集編で、
肉の部位を示す牛と豚のシルエットもそうだけど、
Kaoluluが苦労して描いたリアルな牛と豚の品種や加工肉のイラストが1冊にまとめられていて、個人的にとても嬉しい。
雑誌だと、どの号に載ってたかなぁ…と探すのが大変!何十冊もあるのだから。

実は、今年も1冊、中国で簡体字版が刊行された。
日本で刊行されたのは2014年11月、翻訳希望の申し入れがあったのは2016年3月、
実際に中国で発売されたのは今年2018年6月。。。
翻訳出版というのは時間がかかるものなのだ。
イラスト使用許諾をしてから、すっかりそのことを忘れた数年後に現物が届く。
(届かないことのほうが多いんだけど…)

しかも、現地で刊行されてから4〜6ヶ月経って見本が届くのだ。
6月に中国で発売されたとしたら、届くのは早くて9月か10月か(汗)
ちなみにこれ。↓
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Kaoluluが1冊まるごと手書きに挑戦した渾身の作(って自分で言うな)
内容的にも読みやすく、知的好奇心を満たしてくれて面白いので、
より多くの人に読んで欲しいと思っていたその本が、翻訳されるなんて本当に嬉しい。
中国語は世界で一番話者が多い言語。
日本のことをもっとよく知って欲しいって思う。

f0176688_17445952.gif 手元に届くのを首を長くして待っています。

いつかフランス語にも翻訳されないかなぁ。
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by kaolulu-nv | 2018-09-01 13:48 | 読書 | Comments(0)

Kaoluluの日誌:France/news/旅


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