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ミッテランの帽子

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年末年始の読書で読み終えたのは、
アントワーヌ・ローラン「ミッテランの帽子」


ミッテランの帽子_f0176688_17413896.jpg こんにちは、Kaoluluです。
 年末年始、結構本を読みました。
山積みになっていた中の1冊を読み切りました。
読み始めたら止まらない、とても面白い小説でした。

2018年12月に邦訳が刊行されたアントワーヌ・ローラン「ミッテランの帽子」

1年前から書店の本棚に並んでいたのは見知っていましたが、
いかんせん、実在の人物、しかも左派元大統領の名がついたタイトルなので、
なかなか手が伸びずにいました。

昨年末ごろに意を決して購入。
しばらくは積読状態でしたが、暮れに読み始めて一気読み。

左派とか右派とか、フランスの政治はとても難しい。
(いや、日本の名ばかり左派右派よりは分かりやすいが…)
架空の物語なのに実在の有名人が多くてで来るけれど、
そんなことを知らずとも楽しめる、勇気をくれる小説だと思います。

ミッテラン大統領の帽子を手にした人たちの人生が変わっていく物語。
それはミッテランの帽子のせいなのか、思い込みのせいなのか。
いずれにしても、きかっけと勇気さえあれば、自分の人生は自分の手で変えられるということなのでしょう。
そして、自分の人生が変わると、廻りの人の人生も変わる…。

80年代のフランスの熱気も伝わって来て興味深い。
ルーヴルのガラスのピラミッドや、ビュランのしましまの円柱、凱旋門の西にあるグランダルシュ。
過去の芸術に現代的建造物を調和させた張本人がミッテラン大統領。
彼が大統領選に臨んだ際、宣伝広告を担当したジャック・セゲラ。
2人とも保守派の顔色なんて構いもせず、民衆の望むもの、好むものを表現するのに長けていた。
そして、国を変化させた。

今のフランスは、変わろうとして変われないでいるように見えます。

何をきかっけにして変わることができるのか。
国も、人も、私個人も。
それぞれの「ミッテランの帽子」がきっとどこかにあるのでしょう。
冬に読むのにお薦めの1冊です。


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by kaolulu-nv | 2020-01-04 11:15 | 読書 | Comments(0)

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