ノジャンの個性的な家と最後のスケッチ〈banlieue〉sam. 15 avril*8日目3

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パリ郊外、Nogent-sur-Marne ノジャン・シュル・マルヌ市役所前の大通りで、
何の表示もない角を曲がってみたら、こんな素敵な扉を持つ家があった。
19・20世紀に、この様式がどれほど流行ったかが想像できる。アールヌーボー。





f0176688_84732.jpg こんにちは、Kaoluluです。
 お昼は「勝手にパリ祭」と称して、近所のフレンチビストロへ行って来ました。
 実はオープン日翌日に行って以来、まだ2度目(たぶん4年ぶりくらい!)
 1人でコースランチを食べてる中年女性なんて痛々しいけど、
食べたい時に即刻食べに行けるのはヒトリモンの利点でもある。…負け惜しみ!
夕方早く開いていれば、会社帰りにアペロできるのに、6時オープンだとか…。
もっと早く開けてほしい!6時じゃもう、家に着いてます(苦笑)

> Nogent, la ville est presque ignorée du Japonais 日本人にはほとんど知られていない町、ノジャン
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Port通りは急坂で、上り切るとこの大きな道路にたどり着きます。
写真の奥に見えるのは鉄道橋。
Port通りを歩いていると左手に、ブドウ畑が見え隠れしていました。
中に入れないのかと入口を探しながらあるいたけれど、どこか建物から入るのかも…。
ノジャンのPetit vin blancは有名なので、見たかったなぁ。
(ガンゲットで飲まれる白ワインの小ボトル。シャンソンにもなっている)

「交差点を渡って、名前はPort通りではなくなるけど、そのまままっすぐだよ」

Maison RomantiqueのPhilippeは言っていました。
まっすぐ行くとRoi-Dagobert通りに入る。
途中に緑が広がる公園があったので、ちょっと覗いてみました。

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Dagobert公園というらしい。
四角くて、通りと同じように北側が高くなった斜面にあるシンプルな公園。

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教会の尖塔が写っていることに、写真を整理していて気がつきました。

調べてみると、11〜12世紀に造られたというSaint Saturnin教会のよう。

写真に写っていたのに、見逃してしまいました(涙)

もとはガロ・ロマン時代の礼拝堂があった場所に建てられた教会で、
現在残っているのは、ほとんどがゴシック様式に変えられているそう。
鐘楼だけが12世紀のロマネスク様式のまま残されています。

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坂を上り切ると、目指していたCharles de Gaulle通りに。
ここはノジャンのメインストリート。
左へ行くと、ショッピングできるようなお店がいっぱい。
右へ行くと、市役所とRERの駅。宿もそっち方向。

パリへ行くのは諦めがついたKaolulu。もう宿に戻る?
いえ、もう一度マルヌ川に戻るつもり。
「絵に描きたい場所」に行くために最初の地点に戻ろうというわけ。

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市庁舎の前はメリーゴーランドや子供の遊具広場、花壇があって、
手入れが行き届いた市なんだな〜という印象を与えています。

目の前にモノプリがあったので、ちょっとそこに入ってみました。
復活祭の鶏の置物を買おうか、それともアクセサリーにしようか、
いやいやストールにしようかと長いこと悩み、結局、ストールを購入。
(気に入ってよく使っているので、写真は割愛)
パン屋を併設した、都心型モノプリでした。

モノプリを出てすぐには駅にいかず、ふらっと角を曲がってみたら、
そこには変わった外観の家がたくさん立ち並んでいました。

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川辺で見た邸宅よりも、窓枠の細工が凝ってる気がする…。

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アールヌーボーな個性的な窓と屋根。

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こちらはちょっとお化け屋敷みたいになってますけど…。
窓枠を塗り直して傾きを補修したら、とっても素敵な家。

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こちらは集合住宅なのでしょうか。窓枠、軒下、壁の模様まで個性的。

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こっちもすごい。。。レンガやタイルで造った模様はまるで織物みたい。

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窓の上部の飾りがオシャレ。これはなかなか真似できないかも。
(日本でこんな窓があったら、絶対浮いてしまう!)

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日本のナマコ壁か、はたまたマスクメロンの皮か、漆喰の盛り上がった石組み。
朱色のタイルと扉がきりっとしてて、かわいいけどかっこいい。

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こちらは青いタイルと鍵穴の形の扉。西アフリカのアラブ圏の青い扉を彷彿とさせます。
扉の手あか、左右のゴミ箱。日常と非日常の融合です…。

個性的な住宅を後にして、駅の方へ向かいます。

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RERのNogent-le-Perreux駅。Maison Romantiqueの最寄り駅です。
ヴァンセンヌ城のターミナルから出ているバス114号線もここに停まりますし、
バスの場合はここを通過して停留所1つ先のLe Parcでが一番近いです。

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駅前にある、この建物も、なんだか気になる凝った造り。

同じく駅前にあるパン屋で、モワロー・ショコラとショッソン・オ・ポムとクロワッサンを買う。
店員さんがパンをとってくれるのに、レジはセルフ会計というお店でした。
日本みたいに、自分でパンをとる形式ならセルフ会計でもいいと思うけど…ナゾだ。

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小さいモワロー・ショコラを、行儀が悪いとは思いつつ、宿方面へ歩きながらつまむ。
なんだろな〜、フランスってチョコレートが日本と違うのかな。美味しい。。。
実はこれ、帰国しても残りがリュックに入ってました(日本で食べました)。

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わかりやすいピンク色の不動産屋さんの前のバス停。
パラパラと再び雨が降ってきました。
すぐ近くにあった冷凍商品のピカールの軒下で雨宿り。
いくら帰国日でも、冷凍商品は持って帰れない…。

小降りになったところで、再び歩き、宿には戻らずにまっすぐ、
今日、一番始めに見かけたパン屋さんとワインのニコラの交差点まで行きました。
パン屋さんのウィンドーにあった鶏の置物が欲しくなり、客の列に並ぶ。

「ウィンドーのpoules(雌鳥)2羽ください」

とパン屋の会話とは思えない注文をすると、何の抵抗もなく、

「はい、poulettes(小さい雌鳥)2羽ですね」

と、マダムはウィンドーから適当な置物を2つとって来て、
パンの袋に入れてくれました。

朝と同じように、ニコラの横の道を歩いていたら、右手に教会があることに気づきました。

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近くまで来たら、門が閉まっていて入れないことがわかり、
そこから写真を撮ろうとしていたら、前を歩いていたムシュー↑が、
「Madame」と遠くから無愛想に声をかけてきました。
そして、何も言わずに教会を指差していました。
ああ、あっちの門は開いてるんだ…。

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フランスの田舎でよく見るような、普通の小さい教会。
日本でいえば、近所のお寺とか、近所の神社的なものでしょう。

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中は、思いがけず立派。。。ゴシック様式の大聖堂をそのままミニチュアにしたような感じ。
観光地ではない、今使われている、日常の宗教施設にKaoluluがいるのは場違いに思え、
誰もいなかったけれど、さっと見て、すぐに出てきました。

> Rentrer à la passerelle de Bry pour peindre スケッチするためにブリー歩道橋に戻る
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さて、今日の散歩の出発点に戻りました。
奥に見えるのは、エッフェルが造ったBry歩道橋。

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親子が白鳥に餌をやっているところ。お腹がいっぱいなのかあまり興味はないみたい(笑)

ここにあるベンチに座って、Bry歩道橋を描くことに決めました。
探しまわっても、結局、一番初めに出会った物が一番いいということはよくあります。

まずは腹ごしらえ。Kaoluluはハラペコ。

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ショッソンとクロワッサンを食べました。外で食べるとなんでも美味しい。

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これが、パン屋で買った雌鳥の置物。置物というか、ぶら下げる飾りですね。
微妙に2羽の姿勢が違うのがまたいい。
Netvillage長老(Kaolulu父)への土産です。1羽1ユーロ(苦笑)

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さて、スケッチ開始。

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1時間後。。。1時間もかかっちゃったよ(汗)
晴れた青空を描きたかったけど、今日の空は真っ白だ。

と思っていたら、あれ?

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東の方は晴れてきました。

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南の空も晴れてきています。。。。印象派の絵みたいな空ですね。
フランスには本当にこんな空と水の色があるんだな。

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パレットを片付けたころには、日差しが差してきました。
1時間じっとしていたので、体がとても冷えてしまいました。
もう少し早く晴れてくれればよかったのに。

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ちょっと手ぶれしてしまったBry歩道橋。
スケッチしているときに思ったのですが、
欄干はレースのような曲線を描き、橋の下の鉄のクロスの仕方も複雑です。
フランス人は細工が細かいなと思った程度で(描くのめんどくさいなと…)、
このときは、これがまさかエッフェルの作品だとは知らずにいました。
そういうことだったのか〜と後から納得。

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北の方も晴れてきました。でも、もうマルヌ川とはお別れです。

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f0176688_17445952.gif 次に来ることができたなら、その時はず〜っと晴れていますように。。。





フランス旅行記2017〈パリ郊外とオーヴェルニュ〉全記事表示
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by kaolulu-nv | 2017-07-16 00:45 | 2017フランス旅行記 | Comments(0)

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