オーヴェルニュの郷土料理〈Clermont-Ferrand〉mar. 11 avril*4日目9

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Clermont-Ferrandの郷土料理レストランL'Alambicにて。
Rapoutet, lentiles du Puy à la crème。
Rapoutetは、オーヴェルニュThiers名産のハムだそう。





f0176688_84732.jpg こんにちは、Kaoluluです。
 夜ネットを見ていると昼間眠いです(苦笑)
 この1ヶ月、寝不足が続いています。
4日目の旅行記は、やっとこれで終わります。

> Au chemin du retour, j'ai découvert ... 帰り道で発見した…
すこし早くブリウドの駅に着きすぎちゃったけど、旅は余裕が必要。
駅構内に見慣れた地図がありました。(ピンクの線はKaoluluが写真に記入したもの)

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今はオーヴェルニュとローヌアルプが合併してしまったため、
この地図のダウンロードはできないけど、
Kaoluluが旅行計画を立てていたときはこの地図を参考にしていました。
SNCFの新路線図PDF

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ブリウド駅のホーム。停まっているカラフルな電車に乗ります。
16:10発、17:12クレルモンフェラン着。

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ルピュイに来たときは、半分近くは真っ暗な中走っていたので、
この時、周りの景色がよいことを改めて発見!!
Puy de Dômeみたいな山がゴロゴロある。。。

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今日は朝はビスケット、昼はパン二つだった。。。夜は豪華にしようと心に決める。

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遠くの木々や村…

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Issoire イソワールの駅に停まると、電車の中からでもロマネスクの大聖堂が見えます。
外観は昨年から工事が始まっていて、3月頃は上まで足場が組まれていたけれど、
4月は下の方に足場が組まれている様子。

ここにも行こうかどうしようかと、旅行中も悩んでいたKaolulu。。。
結局、イソワールは行きませんでした。

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カメラのレンズが窓に映ってますが…(汗)
電車の窓から、こんな山の上の村が、結構いくつも見えるのには驚きました。
車がないと絶対生活できなそう。

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途中から、アリエ川と並行して走るようになり、川面が見え隠れします。
灯り1つない山の中…明け方通った時に真っ暗で何も見えなかったのはきっとこの辺り。

クレルモンフェランが近づいて来たなと感じたのは、進行方向右手に、
ミシュランタイヤの走行試験サーキッドが見えて来た頃。
とても広大な敷地で、電車からも走っている車がよく見えました。

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クレルモンフェランの1つ手前の駅Clermont-La Pardieu。
ここからトラムやバスに乗って市内へ行くことも可能です。

> les billet pour Vichy ヴィシーへの切符
定刻通りにクレルモンフェラン駅に到着。
荷物を置いて、休憩をするために一度ホテルに戻ります。

19時少し前、駅で翌日の遠足の切符を買いました。
結局、Vichyへの往復乗車券を購入。
なぜVichyに?

Vichyは日本を出発したときには候補にあがっていませんでした。
クレルモンからバスですぐの温泉地Royatにするか、さっき見たIssoireにするか、
選択肢は他にいくつもありました。
でも、Vichyはクレルモン在住の方々も事前に紹介してくれたし、
Maison Romantiqueのホストらも2年前に行って、美しい街だと話していたので、
たまには、下調べをしていないところもいいかな?と思ったのです。

駅の自販機でVichy往復切符を購入。これは時間指定ではなく普通乗車券。
(買う時にクレジットカードが入らず3回もやり直したのですが、単純に、定期券の投入口に入れていただけでした〜汗)
時刻表を探したのですが、棚が空になっていました。
Vichy行きは、帰りのパリ行きと同じ時刻表だし、それは持っているから大丈夫と判断。

ホテルで、ミシュランガイドのVichyの地図をコピーしてもらいました。
カラー地図をモノクロでコピーされたため、かなり見づらい。

この不鮮明な地図と、時刻表ナシという旅が翌日の不運の始まりだとは、
このときは知る由もない。。。

切符を買った後、バスでJaude広場まで行く。
モノプリで少し買い物。
19:20になり、黒人の男性店員が「マダム、申し訳ありません、もうすぐ閉店時間です」
と声をかけて来たので、慌ててレジの列に並びました。

さて、レストランは既に19時にはオープンしているはず。
予約はしていないけど行ってみよう。

> La cuisine auvergnate : l'Alambic オーヴェルニュ料理・ラランビック
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緑のミシュランガイドにも、「地球の歩き方 フランス」にも載っているL'Alambicは、
サンピエール市場の北側の大通りを渡ってさらに少し行ったところにあります。
L'Alambic
 6, rue st Claire
 63000 Clermont-Ferrand
 tel: 04 73 36 17 45
19:30ごろ。

「Bonsoir, 1人なんですが、大丈夫ですか?」
「ご予約されていますか?」
「いえ、していません」
「大丈夫ですよ、どうぞこちらに」

と、1人客でも笑顔でマダムが迎え入れてくれました。

周りは、外国人観光客らしきカップル、奥の席は地元の客。
食事中には、やはり観光客らしき男性1人客が来たり、
小学生くらいの子供2人を連れた家族が来たり。
店主と知り合いらしい数人のグループが小さな犬を連れてやって来た時には、
「ハイ、お犬さまのために、テーブル下席をご用意いたしました」
と冗談で迎えていたのが面白かった。犬は気配を感じないほど大人しかった!

白いテーブルクロスに燭台と、ちょっとかしこまったディナー風ですが、
店主も客も、とてもカジュアルで親しみやすい雰囲気です。

「アペリティフはいかが?」
もちろん、いただきます!フランスへ来てアペロなしなんてもったいない!

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いろいろあるアペロの飲み物の中から、Kaoluluが選んだのはGentiane
このアペリティフでよく飲まれるアルコールも、オーヴェルニュ地方の特産品。
夏に高原で黄色い花を咲かせるgentianeという植物の根から作ったリカーです。
鮮やかな黄色で、薬草のような独特な香りがあり、グラスに氷を浮かべていただきます。
フランスで飲み物に氷が入っているのは珍しいかも。。。

メニューは「A la découverte de la région」地方発見コース(28ユーロ)にしました。
もちろんアラカルトもあるし、38ユーロの「Au plaisir des papilles」もあります。

前菜は Pounti et sa crème de noisettes プンティとヘーゼルナッツクリームを選択。

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これがプンティ!お食事なのにプルーンが入ってるというおかずです。
この甘しょっぱさは、美味しい。

前菜はその他Soupe au chou avec chabrot、Charcutrie auvergnateから選べます。
Soupe au chou キャベツスープもこの地方の名物なので迷います。冬ならスープかな。

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メインは、Rapoutet, lentiles du Puy à la crème
ラプーテとルピュイのレンズ豆のクリーム煮。
Rapoutetが何だかわからず、ご主人に聞いたのですが、豚のハムだと言います。
今朝ルピュイ・アン・ヴレまで行って来たのに、レンズ豆も食べず買わずに帰って来たので、
ハムよりも豆を重視して注文。

他には Potée auvergnate、Estofinadoが選べました。
Potéeも食べたことがなかったのですっごく迷いました。
Estofinadoはなんだかわからずじまい…響きからして、南西部の料理かもしれませんね。

ワインは、料理に合うものをグラスで注文。
甘口?辛口?とどこの飲食店でも聞かれますね…辛口にしました。
Cote d'Auvergne、もちろん地元産の赤。

Rapoutetから塩分が出るのか、クリームとレンズ豆はかなり塩味が利いていて、
完食は無理だったけれど、逆に塩分が程よく抜けたRapoutetはパンによく合い完食(笑)

お腹いっぱいなので、デザートは軽くソルベにしました。

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何を頼んだったのだったか…(苦笑)赤いのはフランボワーズ、白いのはシトロンかな。
この地方はベリー系の果物が名物で、特にブルーベリーは特産らしい。

他のデザートも選べます。
Assiette de 3 fromages d'Auvergne オーヴェルニュのチーズ3種盛り合わせ
Compote des burons avec faisselle ざるにのせたビュロンのコンポート
Pain perdu, glace caramel fleur de sel フレンチトースト、塩キャラメルアイス添え

…もし胃袋がもっと大きかったら「buron」というものが何なのか食べてみたかったです。
辞書には「オーヴェルニュ地方のチーズ製造小屋」とあるので、
おそらくフレッシュチーズの類いではないかと想像…。

コース料理が運ばれて来る合間合間に、Kaoluluは「地球の歩き方」を見ていました。
このお店が載っているページを。
Kaoluluはいつも「地球の歩き方」を目的地の地方の部分だけを
背表紙ごとカットして持って行きます。
都合、旅行の度に新しいものを買っているという愛読者。

すると、店主が「それ知ってるよ。最新号かい?」と興味深そうに聞いてきました。
そしてついには、「ちょっと貸してくれないかな、コピーをとらせてほしいんだ」
嬉しそうにKaoluluの表紙のない「地球の歩き方」を奥へと持って行きました。

お会計の時に計算書とともに返してくれました。
「実は、この記事を書いている人と知り合いなんですよ」と告白したら、
*以前、書籍の仕事をしていたのでちょっとだけ顔見知りなのです。欄外のリンク「malle en bois」参照。
「すっごい美味しかった、素晴らしいレストランだ!と伝えてね」とお茶目に笑う。

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「地球の歩き方」を貸してくれたお礼にと、pâte de fruit と焼きメレンゲのプチフール。

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夜はすっかりふけ、お腹はいっぱい。こんなに充実した日ってそうそうない。

隣の席では新たに入ったお客さんが名物のアリゴを頼みました。
「さぁ、写真に撮ってくれよ!」
と、店主のBrunoさん。

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トムフレッシュ(チーズ)とポテトのピュレを混ぜたものを、
テーブルのオイルランプで温め直し、ぐるぐるぐるとよく練って、

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びよ〜〜〜〜ん!!

うまく撮れたかい?……ああ、ごめんなさい、ちょっとぶれてる!
Encore une fois !

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びよよよ〜〜〜〜〜〜んん!!


ぜぇぜぇ、は〜疲れる!とBrunoさん(笑)
アリゴをのばすのは結構力がいるらしい。
このあと、へらについたアリゴを勢いよくお皿に叩き付け、葉っぱの模様を描いて盛りつけます。

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「これはね、韓国の「anan」が取材に来たときの記事だよ」

わ、ハングル版のananなんて初めて見た!

お店の載った過去の記事がたくさん、整理されてクリアファイルに保存されていました。
きっと、新刊の地球の歩き方の記事が手に入って嬉しかったのでしょうね。
「日本ではね、2つのガイドブックに載っているんだよ」と嬉しそうに話してくれました。
日本人がもっといっぱい来るといいですね。(ぜひ「地球の歩き方」を持って行こう!)

「ちょっと、おいで。厨房を見せてあげよう」
会計がすんだKaoluluを、突然厨房へ案内してくれたBrunoさん。

9年前からL'Alambicのシェフを勤めているNicolasさんとKaoluluのツーショット写真も
撮ってくれたのだけど、さすがにそれは恥ずかしいので、Nicolasさんの仕事姿を。

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大盛りのデザートを盛りつけ中。ああ、もっと大きい胃袋欲しい!

裏方まで見せてくれてありがとうございます!
本当に心まで温かくなる美味しいお料理と楽しいお話、
そして、アリゴのパフォーマンスもありがとう!!!

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楽しく見送られて店を出ます。
にぎやかで、本当に楽しい夜でした。いろいろと、ごちそうさまでした!!
Merci beaucoup, je n'oublierai jamais ce soir !

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いい具合にピンぼけしてしたJaude広場の写真は、
そのときの満足感でうるうるした心が写ってしまったよう。

バスに乗って帰ろうと思ったのに、ちょうどパスは出発したばかりでした。
腹ごなし、酔い覚ましに歩きましょう。

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夜10時頃の大聖堂は本当に真っ黒。
日曜月曜の夜は人がいなかった路地も、火曜日は結構人がいて賑やかでした。

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Terrail広場はオレンジ色。あ、まだここの噴水は出ていますね…。

f0176688_1746594.gif 早朝4時からの長い1日がようやく終わる。
 とても1日で全てのことを体験したとは思えないほど、いろいろなことがありました。
ホテルに戻ると、日記も書かずにシャワーを浴びて眠りに落ちる。。。
この日、万歩計は24,765歩を記録した。


フランス旅行記2017〈パリ郊外とオーヴェルニュ〉全記事表示
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Commented by クレラン at 2017-05-29 15:59 x
わぁ、充実した一日でしたね!
読みながらわくわく胸いっぱい、お腹いっぱいになりました!
Gentiane、私も大好きなお酒です。ナイスチョイス(^▽^)/
それにしても、これでまだ4日目、旅の濃厚さと丁寧さが伝わってきます。
Commented by kaolulu-nv at 2017-05-29 18:47
> クレランさん
本当に充実の1日でした!早朝から夜までぎっちり…詰め込み過ぎですね。
Gentiane、日本では見たことがないのですが、存在は知っていました。美味しかったです!
ポテを食べられなかったのが、残念で…。
空腹なのに、歩き疲れてあまりお腹に入らないんですよね〜(^^;
クレルモン滞在は残り3日!…ご想像通り、超濃厚です(笑)この旅行記はいつ終わるんだ?
Commented by シシィ at 2017-05-29 23:04 x
Kaoluluさん、こんにちは!

先日はお誕生日だったのですね。おめでとうございます!
Joyeux Anniversaire !!(^o^)/

とても感じの良いレストランのご主人で、素敵なディナーでしたね。
Kaoluluさんの記事を読みながら、私もメニューから何を選ぼうと真剣に悩んでしまいました(笑) どれもとっても美味しそう~。いつかアリゴも食べてみたいものです。
車窓を眺めながらの列車の旅も良いですねー^^
翌日にはVichyにも行かれたのですね!ずいぶんと大変だったようですが(^^;
でもVichyの記事も楽しみです!
Commented by kaolulu-nv at 2017-05-30 00:04
> シシィさん
こんにちは!
お祝いの言葉、ありがとうございます!また1つ歳をとりました(^^;

ホントに、楽しいレストランでした。ガイドブックに載っているので国内外の観光客が多いようでした。観光客が多いとお店の人はあまり話しかけて来なかったりするけれど、このお店の人はあちこちの席でよく話しかけていて、とてもフレンドリーでしたよ。
アリゴも美味しそうですよね〜。コースに入ってなかったので食べられなかったのだけど、ご主人のパフォーマンスはあちこちの席で披露されたので、何度も見ました!

Vichy、とんでもないハプニング続きで…。一番の要因は、自分が地図の道をわざと外れたことにあるのかもしれませんが、このあと、本当に真っ青になる出来事が!今となってはブログのネタにして笑える事件です(^^v
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by kaolulu-nv | 2017-05-25 19:27 | 2017フランス旅行記 | Comments(4)

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