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ときどき日誌 sur NetVillage

Kaoluluの日誌:France/news/旅

クリスマスはチョコレート

クリスマスはチョコレート_f0176688_15592813.jpgこんにちは、Kaoluluです。
日本では、チョコレートといえば「バレンタイン」。
フランスだと、チョコレートは「クリスマスプレゼント」の1位らしい。
ちなみに2位は書籍、3位は香水などのコスメ。

今日は18日のニュースから「チョコレート」の話題です。

France2: Le chocolat, produit phare des fêtes de Noël
 「チョコレート、クリスマスの輝ける製品」


クリスマスはチョコレート_f0176688_117191.jpg
France2ニュース動画よりキャプチャー画像

チョコレートの甘い香りがしてきそう。。。

フランス人は、一人当たり1年で1.5kgのチョコレートを消費しているそうです。
(おそらくこれは、板チョコや粒チョコなど、そのままのチョコレートのみの量)

街頭で通りかかった人に、チョコレート職人が作ったものと、工場で量産されたものとを、
食べ比べてもらっていますが、どちらも「美味しい」という回答でした。
職人が作ったものと、工場生産されたものと、何が違うのか?というのがこのルポのテーマ。

まず、職人代表は、人気のショコラティエ François Pralus 氏が登場。
日本でも有名…でも、数年前に日本撤退していたんですね(↑サイトは日本語表示も…)。
彼は、マダガスカルに17ヘクタールのカカオ農園を所有しているそう。
ここで栽培されているカカオの品種は、希少でフルーティーなクリオロ種。
わざわざ現地に行って、収穫の様子を見ていますね…!
生のカカオの果肉はライチやキウイの味がするとか言ってます。

ロワール地方 Roanne にある彼のアトリエには、世界中のカカオ豆が保管されています。
Pralus 氏はフランスでも屈指のカカオ豆焙煎の腕を持つ職人。
豆の厳選、タブレットや粒チョコを作る時間、全てにコストがかかり、
彼のチョコレートは1kgあたり80ユーロします。
「これは、最高でキロ11ユーロまであるカカオ豆の価格のせいです。……私たちのチョコレートのカカオ含有量は常に75%ですよ」
と、Pralus 氏。

一方、工場代表は、ベルギーの Jeff de Bruges の社長 Philippe Jambon 氏。
フランスのブランドですが、工場はチョコレートの街ブリュッセルにあるそう。
工場で6000万個のチョコレートを作り、500のチェーン店で販売しています。
(これだけ店舗がありながら、ほとんどがフランスにあり、日本は未上陸)

職人との違いは、既に焙煎されているカカオ豆を使っていること、全て機械化されていること。
もちろん、何種類かのカカオ豆をブレンドしています。
そのお陰で、価格は職人の半分、1キロあたり40ユーロに抑えられています。

最近「Bean to bar」という、カカオ豆の焙煎から板チョコ作りまで一貫して行う
ショコラトリーが日本でも流行りつつある様子。
クラフトマンシップに目覚めたアメリカ・ニューヨークあたりからブームの火がついたみたい。
ベトナムの Marou とか、アメリカの Must Brothers とか、
スペインの Cacao Sampaka、フランスの Bonnat もそうですね。

クリスマスはチョコレート_f0176688_17445952.gif そういや、「Cafe Sweets」の今号もチョコレート特集で、
 Bean to bar についての記事もありました。
 Kaoluluは、ニュースの街頭インタビューで答えていた人たちのように、
 手作りと量産の区別はつけられるかな…。意外と匂いには敏感な方ですが…。
一度食べ比べをしてみたいですね。
クリスマスはチョコレート_f0176688_13504818.jpg

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by kaolulu-nv | 2015-12-20 11:46 | 気になるフランス | Comments(0)

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