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ときどき日誌 sur NetVillage

Kaoluluの日誌:France/news/旅

菊、ポンポネット競争

菊、ポンポネット競争_f0176688_15592813.jpgこんにちは、Kaoluluです。
昨日は何となく本を読んだり、考え事をしたりして、
1日終わってしまいました。まるで老人だねっ。

でも、考えていたのは未来のシゴトのこと。
未来の日本のこと。

この先、どんなシゴトが残って、どんなシゴトがなくなり、どんなシゴトが必要になるのか。
お前は人材エージェントかってくらい、いろいろ考えてみてます。
でも、Kaoluluのアタマでは想像もつかない予測もあるはずで、結構虚しい予測です。

例えば、イラストの仕事は残るだろうか?…たぶん残る。機械にはできないから。
だけど残るからこそ、目指す人が増え、競争は激化するんじゃないだろうか?

翻訳・通訳の仕事は残るだろうか?
自動翻訳機が実用化されたら、それを専門にしていた人の仕事は減るかもしれない。

では、その影響で、外国語を学ぶ人はいなくなるだろうか?…いや、それはないかも。
機械を使用せずに、直接自分の頭で理解できることは、やっぱり優位だ。
だからこそ、小学校から英語の教育を始めている。
それと、人間には、理屈で説明できない好奇心がある。ムダなものが大好き。
今後、なんでも機械がやってくれるようになると、
「学ぶ」という行為が、「遊び」や「趣味」になる可能性は高いと思う。。。

じゃ、本屋は? …と、こんな感じで、未来のシゴトについて考えています。
たぶん、Kaolulu以外にも、自分の仕事が10年後、20年後はどうなるのだろうと、
考えている人もいるのではないでしょうか。

まるで、DELF の作文や面接の試験問題みたいでしょ(笑)試験対策にもなりますね。

今日は、「菊」のニュースを紹介します。花屋はなくならないだろうな。

France3: Les chrysanthèmes, objet d'une bataille acharnée
 「菊、激しいバトルの的」


菊、ポンポネット競争_f0176688_12193789.jpg
France3ニュース動画よりキャプチャー画像

秋だから菊という訳ではなく、11月1日がToussaintトゥッサン 諸聖人の日だから。
フランスでは、トゥッサンはお墓参りをする重要な日です。

お墓参りにはお花を供えます。一番多い花は、日本と同じで「菊」。
でも、日本と違うのは、切り花ではなくて、鉢植えであること。
鉢から球状に生えて、ポンポンのような形をしているので、
pomponnette ポンポネットと呼ぶようです。かわいい。

日本では、1つの株から枝から円錐形にたくさん花をつける菊は「スプレー菊」というそう。
また、花弁がほぼ均等の大きさで八重咲きのものを「ポンポン菊」、
更にまんまるの球形に咲くものを「ピンポン菊」と言うようで、かなり紛らわしい…(苦笑)
…とりあえず、日本の「ポンポン菊」とフランスの「ポンポネット」は全くの別物ね。
*チアリーダーの持ってるあの「ポンポン」はフランス語。元はフランス水兵隊員の帽子の上の球形の赤い房飾りのこと。綴りは「pompon」。検索すると、La pomponという日本のアイドルグループがヒットするが、pomponは男性名詞(汗)またしても恥ずかしいフランポネ…。接尾語-etteは「小さい」という意味。pomponnette と、n が2つになることに注意。…え、そんなに使う機会ない?

菊市場は、フランスとベルギーの生産者の間で争われているそうです。
ノール県から国境を越えたところの、ベルギーの園芸用品店では、
客が激安の菊を奪い合っています。
購入者の60%がフランス人だそう。
「相場はおそらくフランスの4分の1でしょう」とお客さん。

一方、フランス側、ノール県の園芸農家の所でも、お客さんが念入りに品定めをしています。
「私にとっては、やっぱり品質です」と断言しています。
インタビュアーに「高くても?」と聞かれて「高くても!」と答えています。
ここでは、売場から数メートルのところで、菊が栽培されています。
1年で12,000の植物が流通しているそうです。

価格で勝負のベルギーと、品質で勝負のフランス。国境付近のノール県での激しいバトルです。

最後に、うちの庭のポンポネット。
菊、ポンポネット競争_f0176688_1248264.jpg
菊、ポンポネット競争_f0176688_1746594.gif 薄紫色の小さい花を一杯つけています。
 厳密にはまんまるの球状ではないんですけど。ポンポネットっぽい菊。


*後日追記*
pomponnette とは、ドーム型、半球体の形を指すそうです。
お菓子の「ポンポネット型」という言葉で知りました。
菊、ポンポネット競争_f0176688_182834100.jpg

Commented by ヒヤシンス at 2015-10-29 20:56 x
mignonne!
小粒の菊って、とてもかわいいですね。
Kaoluluさんとこのお庭は秘密の花園~!

毎度ながら、深遠なKaoluluさんワールドですね。
私もそのくらい深く考察出来たら、OL卒業できるんだろうなぁ。
(OLって年齢でもなくなりましたが・・・)
たった10年前でさえ、今の身辺とは様変わりですよね。
どんな未来が待っているんでしょうね!
ロポット君がぞろぞろしてくるのは、間違いないと思われますね~。

先日UP頂いたコンテ地方、魅力的です。
来年ねらいたいローヌ・アルプか、ブルゴーニュか、もう少し北にも行けるか、
いや、ちょっと東に国境も越えようか、考えているときが楽しいですネ。
Commented by kaolulu-nv at 2015-10-30 15:07
ヒヤシンスさんありがとうございます。
うちの庭は、長老(父です)が世話をしています。それだけが趣味で。。。
狭いので、同じ場所、同じ鉢の植物がころころ入れ替わります。
よくあんなに世話が出来るなぁと感心します。元気でいいですけどね。

私の場合は考えてばかりでなかなか行動できていません(苦笑)
自分が社会人になってからもう20年以上も経っているなんて信じられません。
当時は、自分が同じ会社で40年、いや10年働くことさえ想像できませんでした。
この年齢になってようやく「10年って大した長さじゃない」と思えるようになったけれど、でも、世間は10年で大きく変わりました。早過ぎて、ついて行けない!
ロボットだらけになるんでしょうかねぇ…。

来年はフランス東部を狙っているんですね!フランスはどこもそれぞれ魅力がありますよね。計画を立てるのは本当に楽しい。ヴァカンスの8・1・5の法則、覚えてますか?8週間妄想して、1週間旅行して、5週間余韻で元気に働ける法則。妄想期間が一番長い!
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by kaolulu-nv | 2015-10-29 12:49 | 気になるフランス | Comments(2)

by kaolulu-nv
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