今度こそ本当?パリ・サマリテーヌ工事再開
2015年 06月 22日
こんにちは、Kaoluluです。
え、もう22日ですか!?
明日は例のFrance2の「フランス人の好きな村」の発表があります。
今年はちょっと投票システムの新たな趣向があったようで、
毎晩、候補の村を1つづつ紹介するスポット番組を放送し、
電話やネットでの投票を呼びかけていたそう。
今回あえて、Kaoluluがブログで候補地を紹介しなかったのは、
公式ページで、Facebookのいいね数を見るだけで、だいたい1位の村が想像できてしまうから…。
結果は日本時間の明後日ですね。Facebookのいいね数通りになるかどうかが注目です。
あ、それと、明日は「ボルドー展」の東京展がスタートします!
Kaoluluはコンビニで前売りを買いました。200円安く入場したい人は今日中に買いましょう。
(Kaoluluが実際に行けそうなのは来月下旬になってしまいそうなのだが…)
さて、今日はパリの老舗デパート「サマリテーヌ」の改築工事の話題。
→ France2: La Samaritaine : le Conseil d'État valide le projet de rénovation
「サマリテーヌ:国務院は改築計画を有効と認める」
(France2ニュース動画よりキャプチャー画像)
日本人としては、かなり複雑な思いになってしまうこのサマリテーヌ改築問題。
パリで2番目に古く、パリで一番大きな老舗デパート・サマリテーヌは、1870年創業。
通信販売の発案者コニャック・ジェイ(コニャック氏とその夫人ジェイ)らが創設し、
スローガンは
「On trouve vraiment tout à la Samaritaine 誠にサマリテーヌに全てあり」
そこに行けばなんでも買える。贅沢の象徴するデパートだったそうです。
アール・ヌーボー、アール・デコ様式の歴史的建造物ですが、
老朽化のため、2005年に閉店し、改築をすることになりました。
ところが、何年経っても一向に再オープンしないサマリテーヌ。
なぜなら、工事を進めようと取り壊しを開始するたびに
改築反対派の告発を受けて中断されてしまうから。
2013年にはできるだろう、2014年にはできるだろう…と言われ続けて丸10年。
Kaoluluが2013年に対岸から眺めた時は2015年に完成するだろうと言われていましたが、
2014年末にまた中断され、裁判上で争うこと3ヶ月、ようやく決断が下されました。
設計を手がけたのは、日本の建築ユニットSANAA。ルーヴル・ランスも手がけている事務所。
高さ25メートルのガラスのファサードが、
周囲との調和の配慮がない、利己的で、美的ではないと批判されています。
新しいサマリテーヌには、豪華ホテル、26000平方メートルの店舗、オフィス、
100余りの住居、1区の保育園などが収容される予定らしい。
再開される工事は、もちろん10年分の遅れを取り戻すべく、急ピッチで進められるとか。
果たして、今度こそ無事完成させることができるのか。。。
ルーヴルのガラスのピラミッドのように、いつかパリの街に馴染んでくれることを願います。
え、もう22日ですか!?
明日は例のFrance2の「フランス人の好きな村」の発表があります。
今年はちょっと投票システムの新たな趣向があったようで、
毎晩、候補の村を1つづつ紹介するスポット番組を放送し、
電話やネットでの投票を呼びかけていたそう。
今回あえて、Kaoluluがブログで候補地を紹介しなかったのは、
公式ページで、Facebookのいいね数を見るだけで、だいたい1位の村が想像できてしまうから…。
結果は日本時間の明後日ですね。Facebookのいいね数通りになるかどうかが注目です。
あ、それと、明日は「ボルドー展」の東京展がスタートします!
Kaoluluはコンビニで前売りを買いました。200円安く入場したい人は今日中に買いましょう。
(Kaoluluが実際に行けそうなのは来月下旬になってしまいそうなのだが…)
さて、今日はパリの老舗デパート「サマリテーヌ」の改築工事の話題。
→ France2: La Samaritaine : le Conseil d'État valide le projet de rénovation
「サマリテーヌ:国務院は改築計画を有効と認める」
日本人としては、かなり複雑な思いになってしまうこのサマリテーヌ改築問題。
パリで2番目に古く、パリで一番大きな老舗デパート・サマリテーヌは、1870年創業。
通信販売の発案者コニャック・ジェイ(コニャック氏とその夫人ジェイ)らが創設し、
スローガンは
「On trouve vraiment tout à la Samaritaine 誠にサマリテーヌに全てあり」
そこに行けばなんでも買える。贅沢の象徴するデパートだったそうです。
アール・ヌーボー、アール・デコ様式の歴史的建造物ですが、
老朽化のため、2005年に閉店し、改築をすることになりました。
ところが、何年経っても一向に再オープンしないサマリテーヌ。
なぜなら、工事を進めようと取り壊しを開始するたびに
改築反対派の告発を受けて中断されてしまうから。
2013年にはできるだろう、2014年にはできるだろう…と言われ続けて丸10年。
Kaoluluが2013年に対岸から眺めた時は2015年に完成するだろうと言われていましたが、
2014年末にまた中断され、裁判上で争うこと3ヶ月、ようやく決断が下されました。
設計を手がけたのは、日本の建築ユニットSANAA。ルーヴル・ランスも手がけている事務所。
高さ25メートルのガラスのファサードが、
周囲との調和の配慮がない、利己的で、美的ではないと批判されています。
新しいサマリテーヌには、豪華ホテル、26000平方メートルの店舗、オフィス、
100余りの住居、1区の保育園などが収容される予定らしい。
再開される工事は、もちろん10年分の遅れを取り戻すべく、急ピッチで進められるとか。
果たして、今度こそ無事完成させることができるのか。。。
ルーヴルのガラスのピラミッドのように、いつかパリの街に馴染んでくれることを願います。
by kaolulu-nv
| 2015-06-22 10:48
| 気になるフランス
|
Comments(0)