オウトウショウジョウバエがヨーロッパで発生
2014年 10月 28日
こんにちは、Kaoluluです。
昨日はブログにログインするのに時間がかかるな〜と
思っていたら、どうやら少し様式が新しくなった模様。
他社ブログ閉鎖が続く中、exblogさんは生き残りそうで、
ホッとしています。シンプルで使いやすいですよね。
今朝はちょっと難しい仏文を読んでいて、更新が遅れました。もうお昼では!!
(仕事がない日なのでいーんです(古))
10月中頃、仕事でヒーヒーしていた頃に見つけた記事なのですが。
→ France3: Attention à la drosophile japonaise, le tout dernier fléau de la vigne en Alsace
「日本のショウジョウバエに気をつけて、アルザスで最新被害」 →ニュース動画
→ Le tire bouchon(blog): Quand les drosophiles attaquent le raisin
「ショウジョウバエがブドウを攻撃するとき」
France3ニュースよりキャプチャー画像。
「日本のショウジョウバエ」っていうタイトルにドキッとします。
「え、我々のせい!?」と。。。
ショウジョウバエ。学校の生物の時間に、遺伝子の話で必ず出てくるあの小バエです。
体長1〜2ミリ程度。よく見るのは目が赤いやつ。
卵から成虫になるまでたったの12日というサイクルで、遺伝子の実験にはもってこい、
世界中で実験に利用されています。
ヨーロッパの果樹園を荒らしているこのショウジョウバエは、
学名「Drosophila Suzukii」。フランス名「Drosophile Suzukii」だそうです。
スズキイ、と「i」が1つ多いけれど、日本の名前らしいことは確か。
なのに、日本では「スズキショウジョウバエ」なんて聞いたことがなく、
和名「オウトウショウジョウバエ 桜桃猩々蝿」と呼ばれている様子です。
つまり、サクランボショウジョウバエ…。サクランボにたかるハエ。
日本、韓国、中国に生息するこのコバエがヨーロッパで初めて確認されたのは2009年。
スイスや、アルザス地方に接するドイツの葡萄畑でも確認されています。
フランス国内はアルザスの他にアキテーヌ地方でも見られるそうです。
もちろん、ヨーロッパにももともとショウジョウバエはいます。
でも、ヨーロッパのショウジョウバエは、
カーヴ内でワインの発酵が進んでいる時に飛んでいたり、傷んだ果物・ブドウにたかるもので、
スズキイみたいに傷んでいない実を攻撃することはないそうです。
スズキイは、卵を産みつけるために熟した柔らかい実に穴を開ける…。
幼虫が果実を食べてしまうだけでなく、穴から細菌が侵入して実を腐らせてしまうようです。
今のところ対策はなく、手作業で腐った実を選別して除外するしかありません。
今年は特に大発生。
原因は、今年は冬の寒さが穏やかで、夏は涼しくて湿気が多かったからだと考えられています。
が、しかし、韓国のブドウは被害にあっていないこと、
被害にあっているブドウはピノ・ノワールなどの赤ブドウの一部の種類だけで、
白ブドウは全く被害にあっていないという謎が残っています。
なんなんでしょうね。。。
日本の名前のついたショウジョウバエが、
フランスの赤ワインの生産量を減らしているとしたら、
なんだか非常に申し訳ない気がするんですが…。
「対オウトウショウジョウバエ・虫コナーズ」を作って、ヨーロッパに持って行きたいですね。
____________________________________________
昨日はブログにログインするのに時間がかかるな〜と
思っていたら、どうやら少し様式が新しくなった模様。
他社ブログ閉鎖が続く中、exblogさんは生き残りそうで、
ホッとしています。シンプルで使いやすいですよね。
今朝はちょっと難しい仏文を読んでいて、更新が遅れました。もうお昼では!!
(仕事がない日なのでいーんです(古))
10月中頃、仕事でヒーヒーしていた頃に見つけた記事なのですが。
→ France3: Attention à la drosophile japonaise, le tout dernier fléau de la vigne en Alsace
「日本のショウジョウバエに気をつけて、アルザスで最新被害」 →ニュース動画
→ Le tire bouchon(blog): Quand les drosophiles attaquent le raisin
「ショウジョウバエがブドウを攻撃するとき」
「日本のショウジョウバエ」っていうタイトルにドキッとします。
「え、我々のせい!?」と。。。
ショウジョウバエ。学校の生物の時間に、遺伝子の話で必ず出てくるあの小バエです。
体長1〜2ミリ程度。よく見るのは目が赤いやつ。
卵から成虫になるまでたったの12日というサイクルで、遺伝子の実験にはもってこい、
世界中で実験に利用されています。
ヨーロッパの果樹園を荒らしているこのショウジョウバエは、
学名「Drosophila Suzukii」。フランス名「Drosophile Suzukii」だそうです。
スズキイ、と「i」が1つ多いけれど、日本の名前らしいことは確か。
なのに、日本では「スズキショウジョウバエ」なんて聞いたことがなく、
和名「オウトウショウジョウバエ 桜桃猩々蝿」と呼ばれている様子です。
つまり、サクランボショウジョウバエ…。サクランボにたかるハエ。
日本、韓国、中国に生息するこのコバエがヨーロッパで初めて確認されたのは2009年。
スイスや、アルザス地方に接するドイツの葡萄畑でも確認されています。
フランス国内はアルザスの他にアキテーヌ地方でも見られるそうです。
もちろん、ヨーロッパにももともとショウジョウバエはいます。
でも、ヨーロッパのショウジョウバエは、
カーヴ内でワインの発酵が進んでいる時に飛んでいたり、傷んだ果物・ブドウにたかるもので、
スズキイみたいに傷んでいない実を攻撃することはないそうです。
スズキイは、卵を産みつけるために熟した柔らかい実に穴を開ける…。
幼虫が果実を食べてしまうだけでなく、穴から細菌が侵入して実を腐らせてしまうようです。
今のところ対策はなく、手作業で腐った実を選別して除外するしかありません。
今年は特に大発生。
原因は、今年は冬の寒さが穏やかで、夏は涼しくて湿気が多かったからだと考えられています。
が、しかし、韓国のブドウは被害にあっていないこと、
被害にあっているブドウはピノ・ノワールなどの赤ブドウの一部の種類だけで、
白ブドウは全く被害にあっていないという謎が残っています。
なんなんでしょうね。。。
日本の名前のついたショウジョウバエが、
フランスの赤ワインの生産量を減らしているとしたら、
なんだか非常に申し訳ない気がするんですが…。
「対オウトウショウジョウバエ・虫コナーズ」を作って、ヨーロッパに持って行きたいですね。
____________________________________________
by kaolulu-nv
| 2014-10-28 11:11
| 気になるフランス
|
Comments(0)