人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ときどき日誌 sur NetVillage

Kaoluluの日誌:France/news/旅

フランスの肉の星付き表示

フランスの肉の星付き表示_f0176688_15592813.jpgこんにちは、Kaoluluです。
暑くて仕事が思ったようにはかどらず…。
首に保冷剤を巻いているけど、パソコンも心配です。

昨日、ヴァカンスモードに入ったと宣言したブログですが、
1つの記事を1日ではなく、2日(正確には2朝)で読みましたので、
紹介しますね。

フランスのお肉の表示のニュースです。
フランスの肉の星付き表示_f0176688_23855.jpg
(昨年、パリで撮影した肉屋の写真)
TF1: Etiquetage de la viande : finis les noms compliqués, place aux étoiles
 「肉の値札、複雑な名称をやめ、星を表示」


昨年の東欧の馬肉スキャンダルで、肉の流通について神経質になっているヨーロッパ。
フランスでは今年2月にも「フランス産ラベル」を制定し、
国産肉の流通可視化、トレーサビリティを強化しています。
(日本でも「オーストラリア産和牛」という、奇妙な肉が流通して話題になってますが…)

今年12月からフランスで導入されるというのは、ミシュラン式「星付き肉」

スーパーの既にカットされて、パックされて棚に並んでいる肉には、
今までは肉の部位を専門用語で書かれたラベルが貼られていましたが、
それらを表示せず、一般的な用語「ステーキ用」「ロースト用」など
分かりやすい用語で表示できるようになるそう。

同時に、ミシュラン式に、星1つから星3つまでクラス分けして表示。
たとえば、綺麗な形のスライス肉(une entame de tranche)は星3つ、
最後に残った細切れ肉(un talon de tranche)は星1つ
、など。
日本からすると「なんだ、普通のことじゃん」って感じですが…。

消費者にとって、必要な肉の選択が簡単になり、肉の消費が増えるだろうと期待する一方、
精肉業者にとっては、お肉は全ての部位ごとに特徴があり、特別なもの。
それを消費者が分からずに買うというのはとても残念なことだと言います。

ただし、この肉の用途や星の表示は大手スーパーの無人の売場だけ。
お肉屋さんのいる肉売場、お肉専門店では、今まで通り包みに詳細ラベルを貼る義務があります。

今後は、肉の種類(豚とか牛とか)しか表示されていない加工食品についても、
部位や産地を表示させるために対策をしなければなりません。
先日のフランスのレストランの「自家製ラベル」表示のニュースに通じるものがありますね。

フランスの肉の星付き表示_f0176688_17452370.gif自分たちが何を食べているのか…。
中国産の鶏肉を無意識に口にしていたかもしれないと思うと、恐くなります。
加工食品を全く食べないというのは、難しい現代。
生産者のモラルの問題、そして、消費者の舌の問題でもあるかもしれません。
味が分かる人になるって、グローバル社会では大切なことなのかも。。。


____________________________________________
名前
URL
削除用パスワード
by kaolulu-nv | 2014-08-03 09:42 | 気になるフランス | Comments(0)

by kaolulu-nv
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31