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ときどき日誌 sur NetVillage

Kaoluluの日誌:France/news/旅

ノートルダム・ド・パリ de ヴィクトル・ユゴー

ノートルダム・ド・パリ de ヴィクトル・ユゴー_f0176688_15592813.jpgこんにちは、Kaoluluです。
今日はいい天気。
寒くなるぞ〜寒くなるぞ〜と天気予報が脅す度に、
なぜか晴れて暖かくなっているような気がします。
風がなければ、暖かいです。

さて、最近フランス関連のお仕事をさせてもらった時に、
「やっぱ来年はパリのノートルダム大聖堂だよね〜」と、
勝手にイラストにノートルダムのイメージを忍び込ませました。OKもらえました。
ノートルダム・ド・パリ de ヴィクトル・ユゴー_f0176688_11372821.jpg
今年5月の写真。やっぱ綺麗だわ。

以前にも紹介しましたが、
来年はパリのノートルダム大聖堂、
建立850周年記念!
であります。

今年2月にご紹介したテキトーな記事

そして、たまたまなのか、狙ったのか、
来年2月から、フランス製ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」来日

ん〜。英語版なのが、Kaoluluには残念でなりません。
このナレーションの「ノートルダム・・パリ」という発音が
すっごく汚く聞こえてイヤ〜〜。
せめて聞こえないように小さく言って、お願いっ。
(↑このPVでは副司教フロロ役が、今回RJで来日したシリル・ニコライさんですね…)

こちらのミュージカルは今週末4日からチケット販売開始です。
名曲揃いだし、英語ならわかる方も多いと思うのでお薦めです!
公式サイト内「リンク」で楽曲視聴ができますよ)

Kaoluluが今読みかけのMetronome(日本語版)に、
ノートルダムの歴史がちょこっとでてきます。
Kaoluluが10年以上も前に登った鐘楼の解説書と、
今年行こうと思って行けなかったクリプト(地下遺跡)の解説書を見ながら、
いい機会なので、少しここにメモしておきますね。。。すぐ忘れちゃうから。006.gif



***
ノートルダム大聖堂のあるシテ島には、
フランスがまだローマに支配下にあり「ルテシア」と呼ばれていた時代は、
ローマの守護神・ユピテルを祭った神殿があった。

キリスト教がローマ帝国の国教となり、
その神殿の場所にサンテティエンヌ大聖堂ができる。

 サンテティエンヌ大聖堂は全長70m。
 今のノートルダム大聖堂は全長120m。
 1960年代に発掘されたノートルダム大聖堂前広場のクリプトに入ると、
 ローマ時代の城壁を見ることができ、その上に建っていることがわかる。

1160年、パリがフランス国王の小教区となったとき、
もっと立派な聖堂が必要だということでサンテティエンヌ大聖堂を解体。同じ場所に
1163年、モーリス・ド・シュリー司教がノートルダム大聖堂の建立を開始。
のち大規模な工事が107年に渡って続けられた。

ーということは、完成は1270年ごろ。。。

しかし、1789年、フランス革命の時にあやうく破壊されかかる。
1803年にナポレオンがここで戴冠式を行った時は、
破壊を隠すためにタピストリーが何枚も必要だったらしい。

1831年、作家ヴィクトル・ユゴーが「Notre-Dame de Paris」を出版。
この作品によって、民衆と政府が荒廃した大聖堂の歴史的・芸術的価値を再認識し、
1845年、建築の復元の第一人者ウジェーヌ・ヴィオレ・ル・デュックによって
大聖堂の修復が開始される。
ファサードの28の彫像はの聖書にまつわる登場人物だったが、
歴代王と勘違いされ民衆に破壊され、それを直すのは一番困難だったそう。

ーヴィオレ・ル・デュック!
 それって、カルカッソンヌのシテを丸ごと再建したあの人だね!
 (今年の旅行で知りました。ハイ…聞き取り不十分なガイドツアーでね)

***



現在のノートルダム大聖堂の姿は、
ヴィクトル・ユゴーとヴィオレ・ル・デュックが作った
と言ってもいいですね。
すごい。。。

ヴィクトル・ユゴーには他にも、
ルテシア時代のアレーナ(パリにあるローマ時代の闘技場)を守ったという
有名な話もあります。
パリ市営バスの駐車場を作るために工事していた場所から、
13世紀に埋められたアレーナが出てきてしまった。
パリ市がアレーナを壊してしまおうとしたのを81歳のユゴー氏が阻止した。
すっごくかっこいい、説得力のある書簡を送って。。。
(超かっこいいんだけど、Metronomeに載ってますので割愛)


そんな歴史を持ったパリのノートルダム大聖堂。
2013年、もしパリに行く機会があったら鐘の音に耳を澄ましてみましょうね。。。
オルガンや宝物庫も50年ぶりに綺麗に掃除されてるそうです。
Kaoluluはクリプトに再挑戦したいですな。

そして、ミュージカルをご覧になられる方は、
ヴィクトル・ユゴーがこの小説を書いた頃の大聖堂は荒廃していたこと、
彼の小説のお陰で復元されることになったことを思いながら見られると、
感動が深まるかもしれませんヨ。。。もしかして!



ノートルダム大聖堂850年記念サイト
クリプトのサイト
ノートルダム大聖堂鐘楼のサイト(日本語パンフレットあり)
 (今年11/26〜来年8/26までは登れません)


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by kaolulu-nv | 2012-11-02 10:23 | 気になるフランス | Comments(0)

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