プルトニウム?
2011年 03月 30日
こんにちは、Kaoluluです。
うっすら花曇りな空。
Kaoluluの住むあたりでは桜はまだまだ咲きそうにないけれど、
やっと春らしい空になってきました。
昨日、ニュースで原発周辺500m付近の土から
プルトニウムが検出されたとニュースが流れました。
ブルトニウムだって?
そりゃ、完全に燃料棒が壊れて流出してるじゃん!
プルトニウムは今まで出て来たヨウ素やセシウムと違って気体になりにくい。
そう簡単には原子炉の外には出て来れません。
ウラン燃料を燃焼(臨界)させるとプルトニウムができる。
要するに、核廃棄物の中に含まれる。
プールに保管されていた使用済み核燃料からか?
と思ったら、
ニュースで福島第一原発3号機はMOX燃料を使っていると聞いてまた驚愕。
東京電力:原子燃料について
いつのまに?
どの道を通って運ばれたのでしょう。。。
MOX燃料はリサイクル燃料です。
使用済み核燃料から、燃え残ったウランとプルトニウムを抽出して、
酸化化合物にしたものだそうです。
MOX燃料、こやつは元の燃料よりも不安定で制御しにくく、
放射線物質もより多く出します。
おまけに、使用済みMOX燃料は再処理できないので、
永久にプールで冷やしておく必要があると言います。。。
プルトニウムの放射能の半減期は2万年。2万年でやっと半分ですよ。
恐ろしい。。。
リサイクルしてもっと恐ろしいゴミをつくるとは。
東京電力:原子力データライブラリ
東京電力の情報公開されているページです。
さらっと書かれているけれど、結構重要なことかもしれません。
***
今日、フランスの原発技術者が5人助けに来てくれるとニュースで聞きました。
本当に心強く思います。
科学技術に強いと言われている日本でも、
いざ事故が起こるとこんなにも時間がかかるということが証明されました。。。
と、いうことは「原発ルネッサンス」と称し、
発展途上国へ原発を売ろうとすることが、
結果としてどういうことを招くか、簡単に想像できます。
原発の寿命はたった30年。
しかしその後も壊すことはできず、冷やし続ける必要があります。
30年ごとに新しいものを作っていたら、そこらじゅう危険だらけになります。
(だから寿命は50年だの60年だの言って使い続けているが…)
今ある原発はもう、壊せないのだから仕方ありません。
とにかく安全をキープするのみです。
しかし、これからもう新しい原発は作らせないと、
世界中の人に気づいてほしいです。もちろん、日本も!
Kaoluluは昔から岩波書店にお世話になっています。
というか、デビューが岩波書店でした。
雑誌『科学』は今でもお世話になっていて、毎月1冊送られてきます。
その雑誌編集部が、いくつかの論文をPDFで公開しています。
去年の「科学」2月号がプルトニウム特集なんですが、それはないんですね…。
今年の「世界」1月号が読み応えあり。↓
岩波書店 雑誌『科学』より原発関連PDF
岩波書店 雑誌『世界』より原発関連PDF
2011年1月号 特集 原子力復興という危険な夢
__________
うっすら花曇りな空。
Kaoluluの住むあたりでは桜はまだまだ咲きそうにないけれど、
やっと春らしい空になってきました。
昨日、ニュースで原発周辺500m付近の土から
プルトニウムが検出されたとニュースが流れました。
ブルトニウムだって?
そりゃ、完全に燃料棒が壊れて流出してるじゃん!
プルトニウムは今まで出て来たヨウ素やセシウムと違って気体になりにくい。
そう簡単には原子炉の外には出て来れません。
ウラン燃料を燃焼(臨界)させるとプルトニウムができる。
要するに、核廃棄物の中に含まれる。
プールに保管されていた使用済み核燃料からか?
と思ったら、
ニュースで福島第一原発3号機はMOX燃料を使っていると聞いてまた驚愕。
東京電力:原子燃料について
いつのまに?
どの道を通って運ばれたのでしょう。。。
MOX燃料はリサイクル燃料です。
使用済み核燃料から、燃え残ったウランとプルトニウムを抽出して、
酸化化合物にしたものだそうです。
MOX燃料、こやつは元の燃料よりも不安定で制御しにくく、
放射線物質もより多く出します。
おまけに、使用済みMOX燃料は再処理できないので、
永久にプールで冷やしておく必要があると言います。。。
プルトニウムの放射能の半減期は2万年。2万年でやっと半分ですよ。
恐ろしい。。。
リサイクルしてもっと恐ろしいゴミをつくるとは。
東京電力:原子力データライブラリ
東京電力の情報公開されているページです。
さらっと書かれているけれど、結構重要なことかもしれません。
***
今日、フランスの原発技術者が5人助けに来てくれるとニュースで聞きました。
本当に心強く思います。
科学技術に強いと言われている日本でも、
いざ事故が起こるとこんなにも時間がかかるということが証明されました。。。
と、いうことは「原発ルネッサンス」と称し、
発展途上国へ原発を売ろうとすることが、
結果としてどういうことを招くか、簡単に想像できます。
原発の寿命はたった30年。
しかしその後も壊すことはできず、冷やし続ける必要があります。
30年ごとに新しいものを作っていたら、そこらじゅう危険だらけになります。
(だから寿命は50年だの60年だの言って使い続けているが…)
今ある原発はもう、壊せないのだから仕方ありません。
とにかく安全をキープするのみです。
しかし、これからもう新しい原発は作らせないと、
世界中の人に気づいてほしいです。もちろん、日本も!
Kaoluluは昔から岩波書店にお世話になっています。
というか、デビューが岩波書店でした。
雑誌『科学』は今でもお世話になっていて、毎月1冊送られてきます。
その雑誌編集部が、いくつかの論文をPDFで公開しています。
去年の「科学」2月号がプルトニウム特集なんですが、それはないんですね…。
今年の「世界」1月号が読み応えあり。↓
岩波書店 雑誌『科学』より原発関連PDF
岩波書店 雑誌『世界』より原発関連PDF
2011年1月号 特集 原子力復興という危険な夢
__________
by kaolulu-nv
| 2011-03-30 09:42
| ささいなコト
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