フランス人の有給休暇

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今年8月11日、約1ヶ月遅れのFrance2のニュースから…(汗)
フランスのサラリーマンは、平均25日の有給休暇(短時間労働日を除く)があるそうです。
そして祝祭日が11日、合計36日のお休みがあります。

有給休暇があるのに、実質全てを消化できない日本人にとって、大いに興味のある話題。
プレミアム・フライデー?Boss(仏語で「社長」)、3時で早退しても有給ですか?



f0176688_15592813.jpgこんにちは、Kaoluluです。
今日は久しぶりにショッピングモールへお買い物に行って来ました。
結局大したものは買わなかったのだけど、
帰りに寄ったパティスリー(日本だけどあの店はまさにパティスリー)で、
なんとなく買ったクイニーアマンが、激ウマだった!!
日本であのサイズ、きっと惜しげもなくバターを使っているはずの味。
ああ、また行ってしまいそう。。。

さて、今日は少し古いニュースからの話題です。

France2: Quel est le pays champion du monde des congés payés ?
 「有給休暇の世界チャンピオンはどこの国?」
(2017年8月11日)

フランス人はいっぱい休んでいそうですが、「休日数」36日で、世界で8位だそうです。

1位38日のオーストリアとマルタ共和国。ただ、内訳は2カ国で違います。
オーストリアは、有給25日、祝祭日13日、
マルタ共和国は、有給24日、祝祭日14日。
37日の3位は5カ国同位で、中でも意外なのは南米のボリビアで、有給25日、祝祭日12日。

「よく働く文化として日本が例に上がるけれど、最下位ですか?」という質問が。

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いいえ、よく知られているイメージに反して、日本有給20日、祝祭日15日、合計35日も休みがあるんですよ。
ただし、ヴァカンスがない文化であることは本当です。
最下位は意外にも北米カナダで、有給10日、祝祭日15日、合計19日しかありません。


と解説される…。
*注:実際の日本の祝祭日は16日。もし有給休暇を100%消費できるならば、フランスと同位!…だが(涙)

これだけ聞くと、日本人がきっちり有給休暇を20日消費しているように誤解されそう…(汗)
というのも、フランス人の有給休暇消化率は100%なのだ!

昨年末のニュース↓を参考にすると、日本は有給休暇が20日あっても、
その消化率は堂々世界最下位さ!

Kaoluluがかつて新卒で入った会社では、上司に「有給を消化しろ、消化しろ」と
耳にタコができそうなくらい、暗示のように言われたものでした…。
そんな良識上司がいても、10日消化するのが精一杯の忙しさでしたが。

あれから四半世紀。。。何も変わっていない日本…(涙)

それどころか、Kaoluluが今お世話になっている会社には「皆勤賞」なるモノがあります。
入社時にその単語を聞いたときは、本っっ当に耳を疑いました。
夢うつつ、ここは昭和か、学校か?

しかし、調べてみると、現代においても皆勤賞がある企業はまだまだ存在するらしい。
これでは永久に「プレミアム・フライデー」が普及することはないと断言できます。
「皆勤賞」は、休むことに罪悪感を覚えさせる呪縛の言葉。。。

8月25日、フランス政府が有給休暇とRTT(短時間労働)取得の調査結果を発表しました。
http://dares.travail-emploi.gouv.fr/IMG/pdf/2017-054.pdf

これをLe Mondeの記事↓が短く解説してくれています。


「有給休暇とRTT、平均27〜42日」2017年8月31日

この調査はRTT(短時間労働日)が含まれているため、
前の調査と正確には比較できませんが、興味深い内容です。

フランスの労働者は、有給休暇とRTTを平均33日取得しているそうです。
先の調査で平均25日の有給休暇だというから、短時間労働日は8日くらいなのでしょう。

もちろん、公務員と民間企業、会社の規模、職種分野、勤続年数などで差があり、
全てのフランス人が33日も有給とRTTを取得できているわけではありません。

教員を除く国家公務員(FPE)は42日。
地方公務員(FPT)は38日。
医療公務員(FPH)は34日。
民間企業の従業員は29日。

公務員は民間企業の従業員よりもRTTが多い。
週35時間労働の基準を満たす埋め合わせのためだ。

民間では大企業が最高で32日。最低は27日で、有給が少なく、時間外手当が多い。
管理職は33日。RTTも有給も彼らの従業員より多い。
週35時間以上働いている従業員や労働者は27日。

民間で一番少ない職種は商業で、レストラン、ホテル、交通。
だいたい給料や振替休暇で補われ、RTTは使われない。

CDD(期限付き雇用)は21日、
CDI(無期限雇用)は30日。

フランスでも勤続年数によって、有給取得傾向が変わるそう。
30歳以下の会社員は、それ以上の年齢の人よりも1週間も少ない。

男女の差もある。男性は33日、女性は34日。
女性は特に、家族構成によって取得数が変わる。
25〜40歳既婚(事実婚含む)子なし女性は、
子2人の女性より4日少なく、子3人の女性よりも6日少ない。

有給休暇の取得時期は、当然、夏か年末。
半数以上の人が8月15日ごろに有給をとり、
10%の人がクリスマス休暇をとる。

最も高く評価される(取得したい)時期は2、4、10月で、
小学校の短期休暇と同時期である。

しかし、フランス人が有給休暇が以前より増えたからと言って、
ヴァカンスにでかけるのかというと、そうでもないらしい。
ヴァカンス(仕事以外の目的で最低4連泊する外泊)に行かないフランス人は、
90年代中頃から2008、9年の不況時までに増加。
2011年から少しずつヴァカンスに行く人が増え、2014年には60%になったけれど、
90年代初めのレベルには戻っていない。

f0176688_1437812.gif …とざっと訳すとこんな感じ(苦笑)
 あ、あってるかしらん?

最低レベルでも有給(RTTを含む:つまり有給の遅刻や早退)が27日あるフランス。
日本は20日あっても10日しかとれない。
しかも、フランスは週35時間労働だけど、日本は40時間労働。。。はぁ。

「日本は祝祭日が多いからね」とよく聞くけれど、それだってフランスと4日しか差はない…。

日本人を、しのごのいわせずサクッと休ませるには、
もっともっと祝祭日を増やすしかないのかもしれませんね(苦笑)
ゴールデンウィークは絶対に飛び石にならないとか…むりかな。
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by kaolulu-nv | 2017-09-10 16:00 | 気になるフランス | Comments(0)

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