駆け足で回廊〈Le Puy-en-Velay〉mar. 11avril*4日目4

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大聖堂の北に面する回廊。イスラム式技法との類似性が認められるロマネスク様式。
赤、オークル、黒の菱形の石のモザイクがアーチを彩る。





f0176688_84732.jpg こんにちは、Kaoluluです。
 ASM、破れました〜〜(涙)
 
 今日はいよいよMacron大統領就任式。
日本人がとやかく言える立場ではないのだけど、
政党名通り「En marche !」を期待しよう。

> le cloître remarquable, mais... 注目の回廊だが…
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大聖堂に隣接していますが、回廊の入口は別になっていて入場も有料。
ここには見所がたくさんあったのに、なんだか駆け足気味になっていたのを、
後で写真を見て感じました。
たぶん、この後にサンミシェル岩山に行きたいと思っていたから。。。
時間に余裕がない観光というのはよくないですね。

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オープン前に出会った受付のマダムに料金を払って入場。
回廊と宝物館を見るようにとのこと。宝物館もあるのか…なおさら急がねば。

この回廊で一番古い部分は南側らしい。↑の写真の奥の方。
もちろんロマネスク様式。

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西ギャラリーは、ロマネスク様式の人物が彫られた柱頭が見所。
…だけど、この写真は東ギャラリー…ああ、なんで西を撮っていない?(汗)

西ギャラリーは鉄柵で閉じられていたからです。
が、実はその鉄柵こそがこのギャラリーの見ものの1つであり、
ロマネスク様式の古〜いものだったのです。C'est pas vrai !! うそでしょ!(涙)
Kaolulu、絶対後からつけた通行禁止柵だと思ったわ…。

この東ギャラリーはsalle capitulaire総会室に面しています。
その入口の柱も見ものだったのですが、全く気にせず入ってしまいました…。
ガイドブックの写真を見ると、見たことないような奇抜なデザインだったのに。

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総会室は、14世紀の死者礼拝堂だったそう。
南側の壁に13世紀のフレスコ画がある。
入場すると自動的に照明が付くハイテク礼拝堂に少々びっくり…。

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キリストの磔刑。さすが13世紀!この表情!
十字の上の左右の太陽と月も原始的…。

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かすかに色の残ったフレスコ画。ん?柱頭にも色が残っていますね。彩色されていたのか。

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こんな化け物みたいなネコ科の動物。羽があるからスフィンクス?
なぜかこの回廊ではこの怪物みたいな猫の顔をよく見かけます。

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南回廊から、大聖堂を望む。ああ、青空だったらいいのに!!
ここから2階へ続く階段を上ります。
そこは、前に見た大きな聖遺物箱のあったsacrements礼拝堂の真上の部屋。

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Trésor d'art religieux 宗教美術の宝物館となっています。
ここがまた近代的でして。やはり、人が入ると照明が自動でつきます!
11世紀の絹のケープ祭服、13世紀の七宝の聖遺物箱、15世紀の古文書など、
じっくり見ていたら結構時間のかかるようなお宝がいっぱい。

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chasuble 司教の袖のない祭服。全面に刺繍が施されていてすごい。

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こちらは、黒いマリアのレプリカ。ここでならすぐ近くで観察できます。
なぜか顔は黒いのに手が白いのに気がついた…。

主祭壇のマリアに着せられているケープはこんな感じ↓

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これは比較的新しいものだけど、16世紀のものなど本当に全面刺繍されたものもあります。

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布で出来た冠。マリア用とキリスト用。

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聖具も。ここにもドラ猫顔のドアの装飾があったりする…。

独占状態で鑑賞し、帰りに回廊内のトイレに入ったのだけど、そこでもビックリ。
この中世の建物内に、ここは空港か?と思えるようなぴっかぴかのトイレがあったから。
ルピュイは観光客に優しい。

> en chemin du rocher St-Michel サンミシェル岩山へ向かう途中
受付のマダムにお礼を言って、次はサンミシェル岩山を登ろうと出発。

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あれ、どうやって行くんだろう?ハトさん、知ってる?
って聞いても教えてくれるわけない。
もう一度回廊の受付に戻って、スンマセ〜ンと、マダムに聞いてみました。

「サンミシェル岩山はここを出て左へ行って、そのまま道なりに右へ行くと看板があるわ」
「OK, je vois. Merci beaucoup madame, au revoir !」


また人に道を聞いてしまった(苦笑)
でも、Kaoluluは回廊を見たことより、実はマダムと話せたことの方がずっと嬉しい。

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ああ、なるほど、こんなすぐ側に表示されてるじゃん。

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道なり、道なり…。右へ行くと民家へ行ってしまいそうだったので、
左下のアーチをくぐる。

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写真中央のアーチから出て来る。
ん?ここは?たぶん、Hôtel Dieu 直訳すると神の家、つまり病院のポーチ。
かつては貧しい巡礼者のための宿だったそうですが、その後病院に。
世界遺産に登録されたのを機に改修され、会議場とレストランが作られ、
2011年にはインタラクティフ美術館がオープンしています。
Velay地方の文化遺産や自然を現代のメディア技術を使って紹介。
地下には19世紀の薬局が残されているそう(どこの街でもHôtel Dieuには必ずある)

今回は時間の都合、入れなかったけれどね。

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このポーチにもロマネスクの柱頭が結構残っていました。
明らかに一度取り外して修復した形跡あり(苦笑)

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3色の石畳。単に古いのと新しいものなのか、それとも意図的なデザインなのか。

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ルピュイはオート・ロワール県の県庁所在地。右手に県庁を見ながら進むと、
真正面にサンミシェル岩山とその上の礼拝堂が見えてきます。

f0176688_1746594.gif ルピュイ最後のモニュメントはこの礼拝堂です。


フランス旅行記2017〈パリ郊外とオーヴェルニュ〉全記事表示
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Commented by ヒヤシンス at 2017-05-20 14:57 x
Kaoluluさん
回廊やフレスコ画、キャッチしてきてくださり、
こんなに実況中継してくださり、ホントうれしい。
もう、じーーっと見ちゃいました。やっぱ、好きです。
GWとその後の週末、外出が続いていて、Kaoluluさんのブログがゆっくり読めず、
じりじりしてました。
ほんと、柱頭や門の架空の生き物(配役がわからない~)不思議ですよね。
ハトさん、かわいい!

Commented by kaolulu-nv at 2017-05-20 17:12
> ヒヤシンスさん
こんにちは!
写真、撮影もれが予想以上に多く、というか肝心な見所にあとから気づいた大失態。
もしヒヤシンスさんがオーヴェルニュに行かれたら、きちん見て来て欲しいです!柱頭とかフレスコ画とかもっともっといっぱいなんですよ〜。

私の今回の旅は、列車とバスしか使えないという原則もあって、純粋なロマネスク芸術巡りというわけには行きませんでした。そもそも私の中にはっきりとしたテーマはなかったのだろうと思います(だから見逃しが多い…)。あえてテーマを述べるなら、日本人があまり行かない場所、あまり情報のない場所へ行って、下調べをしてくる…そんな感じがしっくりきます。

ロマネスク様式と言っても、いろいろあるんですねぇ。トゥールーズのサンセルナンとも全然違う!柱頭の素朴さ、可愛さはオーヴェルニュの方が上ですね!トゥールーズはもっと洗練された感じでした。ハトさんも柱頭の一部みたい…。
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by kaolulu-nv | 2017-05-14 14:15 | 2017フランス旅行記 | Comments(2)

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