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ときどき日誌 sur NetVillage

Kaoluluの日誌:France/news/旅

フランス、サツマイモ人気

フランス、サツマイモ人気_f0176688_15592813.jpgこんにちは、Kaoluluです。
今日は昨日より湿度が高いという予報でしたが、
そうですか?
少し雲がでているけれど、
風があって気持ちがいいです。


今日は、ちょっと季節外れな「サツマイモ」のニュースを紹介。
日本でサツマイモの季節と言えば、晩夏から秋。
フランスでは国産はほとんどなく、輸入品に頼っているからこんな時期のニュースみたい。
France2: La patate douce revient en force
 「サツマイモ、大量に帰着する」
(revenir をどう訳すべきか悩む…)
フランス、サツマイモ人気_f0176688_9342230.jpg
(France2 動画ニュースよりキャプチャー画像)
フランスの市場に並んでいるサツマイモ。日本のような赤紫色ではないから認識しづらいかな?

フランスでは数年前まで、誰もサツマイモを知らなかったそう。
それが最近になって徐々に知られるようになり、
1キロ7ユーロという高価にも関わらず、家庭にもプロにも受け入れられてきています。

スペイン、アメリカ、イスラエル、エジプト、南アフリカから輸入していて、
1999年には5,000トンだったものが、昨年には3倍以上の17,000トンも消費されているとか。

ニュースでは、「サツマイモは熱帯地方で発芽する」と言っているけれど、
はてはて…そうかい?と日本人は思ってしまいます(笑)
日本人からすると、「サツマイモは水はけのよい、温暖な土地で栽培する」イメージ。
Kaoluluの住んでいる Millefeuilles 県も、関東ローム層の土と温暖な気候のお陰で、
全国的なサツマイモの産地でした。(今はどうかなぁ…)

熱帯性植物だとしても、スペインで育つのですから、
フランスでも、メロン農家が、サツマイモの収益性に目を付けて栽培を始めています。
彼らにとっては「サツマイモ」は「宝」だと言ってます。
日本人からすると、「メロン」の方が断然「宝」だと思うけれど…(苦笑)

ニュース最後には、フランスのハンバーガーレストランで、フライド・ポテトの代わりに、
サツマイモのフライが出されています。
…これは結構おいしいんじゃない? 芋けんぴか、芋てんぷらみたいで!
サツマイモは健康にもよく、一日分のエネルギーを摂取できると店主は説明。

フランス、サツマイモ人気_f0176688_17445952.gifちょっと気になって調べてみたのですが、
サツマイモのルーツは、「南米」と言われているそうです。
ヨーロッパの方が近いのに、なぜ、日本の方が食べられているのかな…。

南米 → スペイン・ポルトガル → 東南アジア → フィリピン → 中国 → 日本 1597年
南米 → ポリネシア


というルートで伝播しているみたい。
ヨーロッパ経由で太平洋に来るまでに、既にポリネシアにもサツマイモが存在したことから、
南米から直接ポリネシアへ海を越えて渡ったルートもありそうと、考えられているそうです。

日本へ入ってきたのは、江戸時代になった頃とほぼ同時。

日本では、甘くてほくほくした野菜は、もともとお菓子に使うことが多い。
小豆、カボチャ、サツマイモ。
どれもヨーロッパで甘くして食べているのは見たことがない食材です。

そもそも、フランスの食事は「甘い」という味覚があまり存在しませんよね…。
照り焼きソースみたいな甘辛い味もありません。
代わりにデザートがドカーンと甘い。でもデザートに上の3つの野菜は使いません。

「甘さ」という味覚の感じ方が、西洋と東洋とでは違うんだろうなぁと考えさせられます。

フランス、サツマイモ人気_f0176688_1746594.gifフランス人がサツマイモを食べるようになったなら、
「あんこ」だって流行る余地があるかもね。
「焼き芋+高級バター」っていうのもいいな。
フランス、サツマイモ人気_f0176688_10193148.jpg

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by kaolulu-nv | 2015-05-04 10:04 | 気になるフランス | Comments(0)

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