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ときどき日誌 sur NetVillage

Kaoluluの日誌:France/news/旅

原産地よりも値段が高くなる?

原産地よりも値段が高くなる?_f0176688_15592813.jpgこんにちは、Kaoluluです。
今日は更新が午後になってしまいました。
冬に逆戻りしてしまったようで寒いですね…。
週末は暖かくなるといいな。

さて、遅くなったのでちゃっちゃとアップしよう。
今日は、フランスの経済ニュースから。
France3: Produits régionaux : des écarts de prix qui peuvent surprendre
 「地方の生産物、驚きの値段の差」

原産地よりも値段が高くなる?_f0176688_1513019.jpg
(France3ニュース動画よりキャプチャー画像)
シュークルート、ドイツ語のザワークラウトと言った方がわかりやすいでしょうか。
フランス・アルザス地方の名物料理です。
ですが、アルザス地方のスーパーで買うよりも、
シャンパーニュ・アルデンヌ地方で買う方が安いんだそうです。

どうしてこんな事になっているのか?

他にも、ラングドック・ルシヨンやミディ・ピレネーの名物カスレの缶詰は、
原産地だと2.66ユーロなのに、オート・ノルマンディでは2.55ユーロ
ブルゴーニュの名物、エスカルゴは、
原産地では1.88ユーロだけど、シャンパーニュ・アルデンヌでは2.66ユーロ

ニュース動画を見れば、フランス語がわからなくても図解でわかると思います。
シュークルートは、アルザスの工場で作られます。この時は1kg0.8ユーロ。
それが出荷され、ブルターニュ地方のシャルキュトリ(加工肉)工場へ運ばれます。
そこで、ソーセージやベーコンと一緒にパックされ、
今度は、パリ郊外ランジスや、リヨン、アルザスのコルマールにある倉庫へと輸送されます。

アルザスに戻って来るまでには、少なくとも1,800kmの旅をすることになり、
結果、シュークルートセットは5.76ユーロになってしまうとか…。
お隣シャンパーニュ・アルデンヌでは、5.52ユーロなのに。

加工食品は輸送代というのが馬鹿にならないんですね…。
ニュースの最後では、生産地の「生活費 le coût de la vie」も生産物の値段に関係してくると
説明しています。
つまり、店舗敷地の賃貸料や、光熱費などってことですね。
プロヴァンスの蒸留酒パスティスは、アルザスで買った方が安いのは、そのせいらしい。
(プロヴァンスってそんなに地価が高いの??)

原産地よりも値段が高くなる?_f0176688_17465224.gifいずれにしても、原産地に住んでいる人にとってはなんだかショック!
シュークルートやカスレはまあ、作ろうと思えば家庭でも作れるけれど、
エスカルゴやお酒は買うしかないですもんね。
しかし、フランス、少し物価が下がってきているとは聞くけど、日本と比べると高いなぁ。
原産地よりも値段が高くなる?_f0176688_10193148.jpg

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by kaolulu-nv | 2015-04-10 15:19 | 気になるフランス | Comments(0)

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