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Kaoluluの日誌:France/news/旅

スタジオジブリ・レイアウト展、パリへ渡る

スタジオジブリ・レイアウト展、パリへ渡る_f0176688_15592813.jpgこんにちは、Kaoluluです。
夜の更新でございます。明日の分でございます。
今日から始めたお仕事は、色が重要なお仕事で、
パソコン画面は夜になると眩し過ぎて目に焼き付き、
正確な色が分からないので、朝働いて、
夜にブログ更新をすることにしました。

さて、10月3日のニュースで恐縮でありますが、
日本で2008年から2014年までと、超ロングラン、全国津々浦々で開催された展覧会、
「スタジオジブリ・レイアウト展」が、更に韓国、香港を経て、ようやくパリへと渡りました。
ええ、ええ、その間に宮崎監督は引退してしまいました。

パリでのタイトルは「レイアウト展」ではなくて「デッサン展」。
*追記:ただし、ジブリの言う「レイアウト」とは、他に言いようがないからそう呼ぶ作画プランのことを指す。詳しくは→こちら。フランス語にあえてするなら maquette(マケット:模型、レイアウト)だろうか。
1300枚のデッサンが、パリのデザイン系美術館・Art Ludique で展示されています。
Art Ludique le musée: DESSINS DU STUDIO GHIBLI
来年の3月1日まで。

宮崎駿監督と高畑勳監督のデッサン。
日本でも累計35万人が来場したというから、ここで内容を説明する必要はないでしょう。
(一応、日本のサイトが残っていたので…→ 日テレ:レイアウト展

Kaoluluは、実は映画より子どもの頃に見た「ハイジ」などのほうが親しみがあって好きです。
そういや、先日書店でもらって来た「岩波書店の新刊」冊子に、
「幻の『長くつ下のピッピ』」という本が、今月8日に出ると書いてありました。

宮崎監督と高畑監督、アニメーターの小田部羊市氏が、
1971年に、リンドグレーンの「長くつ下のピッピ」を元に
アニメを作ろうとしていたのだそう。
しかしそれは未完に終わり、幻となっているらしい。
(当時は2人とも監督ではなかったけれど)

「ハイジ」は1974年のアニメだったそうだから、それより前から、世界の児童文学の名作をアニメ化する考えは存在していたということですね。

オリジナル映画もいいけれど、ジブリのリンドグレーン・アニメも見てみたかったなぁ。

ストーリーから創作した作品の方が、もちろん芸術性は高いのだけど、
子どもの頃に名作アニメで見た知らない国の景色が、大人になって実在するのだと知った時は
ちょっと感動するし、行ってみたいと思ったりする…。

米林宏昌監督はジブリ最後と言われる長編映画「思い出のマーニー」を作り、
宮崎吾郎監督は今月11日から放送されるテレビアニメ「盗賊のむすめローニャ」を作る。
2つとも岩波少年少女文庫が原作。

ジブリはこれからどうなっていくのかな。きっとパリジャンたちも心配してますね。


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by kaolulu-nv | 2014-10-08 08:00 | 気になるフランス | Comments(0)

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