サン・マルタン・デ・シャン教会の外観〈Paris〉10月18日(金)*13日目
2013年 12月 13日
こんにちは、Kaoluluです。
1時間半もかけて書いた記事が消えてしまいました。
何か間違ったキーを押して、勝手にログアウトしてしまった…が〜〜ん。
いろいろ書いたのだけど…思い出しながら書いてみます。とほほ〜〜。
前日の旅行記はサン・マルタン・デ・シャン教会、
つまり技術工芸博物館を出たところまで書きましたね。(もっと書いたのに消えた〜〜)
Saint-Martin-des-Champs サン・マルタン・デ・シャンとは、
「原っぱのサン・マルタン」という意味で、パリ城壁の「外」にあったことを示します。
サン・マルタン・デ・シャン教会を外から見てみましょう。
黄色と黒のタイルの屋根は11世紀ロマネスク様式だそうです(画面左)。
この鐘楼の形はロマネスク独特のもの。
6区のサン・ジェルマン・デ・プレ教会も、サン・マルタン・デ・シャンと並ぶ
パリの大修道院ですが、似たようなロマネスク様式の鐘楼がありますよね。
でも、あちらは7世紀のもので、パリ最古のロマネスクの鐘楼なんですって。
ガロ・ロマン時代からあるとうサン・マルタン通り。
北の突き当たりに街灯で隠れていますがサン・マルタン門があります。(つまり宿から徒歩圏)
北上すると、国立技術工芸学校が見えてきます。
お昼休みなのか、学生さんが結構外に出てくつろいでいました。
ここは1702年の修道院増改築の際に建てられた新しい部分です。
修道院たちは資金集めに、改築した豪華な館を富豪たちに売っていたそうですよ。
もっと北上すると大きな塔が見えてきます。Tour du Vertbois ヴェルボワの塔。
直訳すると「緑の森の塔」。なんか政党の名前みたい…。
文豪で政治家のヴィクトル・ユゴーがまたここで名言を残しています。
"Démolir la tour ? Non. Démolir l'architecte ? Oui."
「塔を取り壊す?だめだ。建築家をぶっつぶす?いいね」(意訳)
ノートルダム大聖堂を修復させたのも、パリのアレーナを残すことにしたのも
ヴィクトル・ユゴーの鶴の一声のお陰です。すごいですね。
Laonの市庁舎も彼に聞いてから改築すればよかったのに。。。
塔の裏側、サン・マルタン通りとヴェルボワ通りの交差点にある石碑。
18世紀の改築の際にはここに噴水泉が作られて、修道士たちはここで定期市を開いていたそう。
*後日追記:下記の日本語版Metronomeに噴水とあったのですが、ウィキペディアの写真を見たところ、水道や泉と言った方がいい感じでした。
1140年頃建てられたサン・マルタン・デ・シャン修道院付き礼拝堂を守るための石壁に
この塔があったのよ〜、噴水泉を1882年にパリ市民の意向で保存と修復をしたのよ〜、
…みたいなことが刻まれています。ユゴーさんのお陰。
石碑の上の船のレリーフはパリ市の紋章ですね。
ヴェルボワ通りにちょっと曲がると、小さな塔と凹凸の形の修道院石壁が残っています!
(凹凸の部分はたぶん新しいもので、その下が古そうですね)
と、言うことは、ここからさらに北にあるサン・マルタン門が、
サン・マルタン・デ・プレ修道院の石壁を利用しているというのは間違いですね。
Kaoluluのフランス語読解力の問題だわ。。。
14世紀、シャルル5世がパリ城壁を拡大した際にサン・マルタン門が建設され、
サン・マルタン・デ・シャン修道院はパリ城壁内、
つまりパリ市内に仲間入りしたというのが正しい見解です。
すっきりした〜。
すっきりしたところでサン・マルタン・デ・シャン修道院については終わり。
ギャラリーまでは歩いて行けますが、6区の本屋に行きたかったので、メトロの駅を探します。
途中にあるLa Gaîté Lyrique ゲテ・リリック。パリ初のデジタルアート美術館。
宿から徒歩圏、近辺のメトロ駅にはポスターがいっぱい貼ってあったのに、
午後しか開いていなくて行けませんでした。残念。
オシャレな建物のMONOPRIX。でもパリでは普通。
エッフェル塔柄のエコバックを探してみたけど、やはり売り切れ。
メトロに乗って、Sèvres Babyloneの絵本専門店へ行って来ました。
「地球の歩き方」にも載っているような有名店ですけどね。
Chantelivre : 13 rue sèvres 75006
(↑日本語のサイトは雑誌かフリーペーパーのコピーだと思います)
パリの有名な絵本出版社 L'école des loisirs の直営店ですから、品揃えは抜群。
ただ、欲しい物が決まっていないと探すのは大変です。
Kaoluluは「フランスで水彩がメインの作家」と店員さんに言ってみたのだけど、
フランスの人じゃないのや、日本で既に有名な人の本を薦められたので、
「フランス人で、日本で翻訳されてない人は…」とムチャぶりしてみました。
当然「日本で翻訳されてるかどうかまでは私はわからないから」と呆れられました。だよね。
結局、平積みされていた今月の新刊"L'homme qui dessinait les arbres"を買ったのです。
お昼にサンドイッチを買ってちょっと遅刻してギャラリーへ行き、
この日も何事もなく閉館……。
途中、お土産用チーズの買い出しなどにも行きました。
L'école des loisirs にも招待状、贈ったのになぁ。。。
(何事もないのはいいことなのか、悪い事なのか…)
この日の夕食は節約して、アパートの1階のスーパーでレトルト食品購入。
サーモンとホウレンソウのポテトグラタン、焼きなすのマリネ、Mamie Novaのコーヒームース。
クレモンティーヌも。
このグラタンがめっちゃアタリ!!
フランスのレトルト食品、侮れません。なすのマリネもよかったし。
Mamie Novaさんは、まあ、安いだけあるお味だったけど、子どもにかえった気分で。
実は、金曜の夜は事前の予定では、パリのお化け屋敷Le Manoirに行こうかと思っていました。
しかし、直前にサイトを確認したら、
リニューアルしていて「手術室」という趣味の悪いアトラクションが追加されていました。
そりゃ、お化け屋敷の域を超えてるよ!ってことで中止しました。
ハロウィンで特別だったのかしら??
(おまけに値上がりしてるし…)
ちなみに、今日、12月13日は金曜日ということでダークナイトイベントをするようです…。
この日は平和に眠ることにしましたとさ。左膝に湿布を貼って。
つづく
*Kaoluluが歴史について参考にしているのは Lorànt Deutcsch "METRONOME illustré"。
日本語版も参考にしています。ちょっと見づらいけれど。
↑去年の記事のリンク先のビデオ、実際に行った後に見ると再発見があります!見落とし多し。
_________________________________________
2013年秋「Les 3 illustratrices 展」パリにてグループ展 →会場の様子
展示作品 : その1/その2
大き目の画像:NetVillageフランス語版のGALERIE
En savoir plus : NetvVillage en VF (mon site des illustrations)
*お知らせ*
2013年12月17日(火)〜22日(日)開催 詳細は↑クリック!
1時間半もかけて書いた記事が消えてしまいました。
何か間違ったキーを押して、勝手にログアウトしてしまった…が〜〜ん。
いろいろ書いたのだけど…思い出しながら書いてみます。とほほ〜〜。
前日の旅行記はサン・マルタン・デ・シャン教会、
つまり技術工芸博物館を出たところまで書きましたね。(もっと書いたのに消えた〜〜)
Saint-Martin-des-Champs サン・マルタン・デ・シャンとは、
「原っぱのサン・マルタン」という意味で、パリ城壁の「外」にあったことを示します。
黄色と黒のタイルの屋根は11世紀ロマネスク様式だそうです(画面左)。
この鐘楼の形はロマネスク独特のもの。
6区のサン・ジェルマン・デ・プレ教会も、サン・マルタン・デ・シャンと並ぶ
パリの大修道院ですが、似たようなロマネスク様式の鐘楼がありますよね。
でも、あちらは7世紀のもので、パリ最古のロマネスクの鐘楼なんですって。
北の突き当たりに街灯で隠れていますがサン・マルタン門があります。(つまり宿から徒歩圏)
お昼休みなのか、学生さんが結構外に出てくつろいでいました。
ここは1702年の修道院増改築の際に建てられた新しい部分です。
修道院たちは資金集めに、改築した豪華な館を富豪たちに売っていたそうですよ。
直訳すると「緑の森の塔」。なんか政党の名前みたい…。
文豪で政治家のヴィクトル・ユゴーがまたここで名言を残しています。
"Démolir la tour ? Non. Démolir l'architecte ? Oui."
「塔を取り壊す?だめだ。建築家をぶっつぶす?いいね」(意訳)
ノートルダム大聖堂を修復させたのも、パリのアレーナを残すことにしたのも
ヴィクトル・ユゴーの鶴の一声のお陰です。すごいですね。
Laonの市庁舎も彼に聞いてから改築すればよかったのに。。。
18世紀の改築の際にはここに
*後日追記:下記の日本語版Metronomeに噴水とあったのですが、ウィキペディアの写真を見たところ、水道や泉と言った方がいい感じでした。
1140年頃建てられたサン・マルタン・デ・シャン修道院付き礼拝堂を守るための石壁に
この塔があったのよ〜、
…みたいなことが刻まれています。ユゴーさんのお陰。
石碑の上の船のレリーフはパリ市の紋章ですね。
(凹凸の部分はたぶん新しいもので、その下が古そうですね)
と、言うことは、ここからさらに北にあるサン・マルタン門が、
サン・マルタン・デ・プレ修道院の石壁を利用しているというのは間違いですね。
Kaoluluのフランス語読解力の問題だわ。。。
14世紀、シャルル5世がパリ城壁を拡大した際にサン・マルタン門が建設され、
サン・マルタン・デ・シャン修道院はパリ城壁内、
つまりパリ市内に仲間入りしたというのが正しい見解です。
すっきりした〜。
すっきりしたところでサン・マルタン・デ・シャン修道院については終わり。
ギャラリーまでは歩いて行けますが、6区の本屋に行きたかったので、メトロの駅を探します。
宿から徒歩圏、近辺のメトロ駅にはポスターがいっぱい貼ってあったのに、
午後しか開いていなくて行けませんでした。残念。
エッフェル塔柄のエコバックを探してみたけど、やはり売り切れ。
メトロに乗って、Sèvres Babyloneの絵本専門店へ行って来ました。
「地球の歩き方」にも載っているような有名店ですけどね。
Chantelivre : 13 rue sèvres 75006
(↑日本語のサイトは雑誌かフリーペーパーのコピーだと思います)
パリの有名な絵本出版社 L'école des loisirs の直営店ですから、品揃えは抜群。
ただ、欲しい物が決まっていないと探すのは大変です。
Kaoluluは「フランスで水彩がメインの作家」と店員さんに言ってみたのだけど、
フランスの人じゃないのや、日本で既に有名な人の本を薦められたので、
「フランス人で、日本で翻訳されてない人は…」とムチャぶりしてみました。
当然「日本で翻訳されてるかどうかまでは私はわからないから」と呆れられました。だよね。
結局、平積みされていた今月の新刊"L'homme qui dessinait les arbres"を買ったのです。
お昼にサンドイッチを買ってちょっと遅刻してギャラリーへ行き、
この日も何事もなく閉館……。
途中、お土産用チーズの買い出しなどにも行きました。
L'école des loisirs にも招待状、贈ったのになぁ。。。
(何事もないのはいいことなのか、悪い事なのか…)
サーモンとホウレンソウのポテトグラタン、焼きなすのマリネ、Mamie Novaのコーヒームース。
クレモンティーヌも。
フランスのレトルト食品、侮れません。なすのマリネもよかったし。
Mamie Novaさんは、まあ、安いだけあるお味だったけど、子どもにかえった気分で。
実は、金曜の夜は事前の予定では、パリのお化け屋敷Le Manoirに行こうかと思っていました。
しかし、直前にサイトを確認したら、
リニューアルしていて「手術室」という趣味の悪いアトラクションが追加されていました。
そりゃ、お化け屋敷の域を超えてるよ!ってことで中止しました。
ハロウィンで特別だったのかしら??
(おまけに値上がりしてるし…)
ちなみに、今日、12月13日は金曜日ということでダークナイトイベントをするようです…。
この日は平和に眠ることにしましたとさ。左膝に湿布を貼って。
つづく
*Kaoluluが歴史について参考にしているのは Lorànt Deutcsch "METRONOME illustré"。
日本語版も参考にしています。ちょっと見づらいけれど。
↑去年の記事のリンク先のビデオ、実際に行った後に見ると再発見があります!見落とし多し。
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2013年秋「Les 3 illustratrices 展」パリにてグループ展 →会場の様子
展示作品 : その1/その2
大き目の画像:NetVillageフランス語版のGALERIE
En savoir plus : NetvVillage en VF (mon site des illustrations)
*お知らせ*
2013年12月17日(火)〜22日(日)開催 詳細は↑クリック!
by kaolulu-nv
| 2013-12-13 08:00
| 2013フランス旅行+展覧会
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