宿周辺とシテ島〈Paris〉10月10日(木)*5日目
2013年 11月 04日
こんにちは、Kaoluluです。
日本は現在3連休。実はフランスもトゥッサンで3連休(子どもは2週間)。
でも関東地方はどんよりハッキリしない天気が続いています。
Kaoluluは、ブログの更新とお仕事です。
旅行記は5日目に入ります。
前日、M2さんはブックッフェアを見にフランクフルトへ出発。
この日はMさんと2人でお留守番です。
朝になると左膝の痛みが引いたので、予定通り散歩をすることにします。
そして、予定通りまずはコインランドリーで洗濯。
7時半をだいぶ過ぎた頃、アパート前のコインランドリーへ。 これは別の日に撮影したお店の様子だけど。本当は朝は真っ暗です。
中のベンチにホームレス(フランス語ではSDF)の男性が寝ていました。
Kaoluluが入ると、むくっと起きて出て行きました。
空いているドラムを選んで、洗濯種類を設定、洗剤投入口に洗剤を入れる。
Kaoluluは一番低温の「5.毛コース約20℃」で洗おうと思っていました。
通常は、プレ洗濯、洗濯の2回洗浄されるのがフランス式ですが、
毛コースはプレ洗濯なしの1回洗い。
なのに、間違えて洗剤をプレ洗濯の投入口に入れてしまったKaolulu。。。
洗濯が終わるのを待っている学生らしき女性が1人入って来たので、聞いてみました。
やっぱり間違っていたので、素手で粉洗剤を正しい投入口へ移動させたら、手がべとべとに。
ティッシュを出そうと、鞄をもぞもぞしていたら、彼女が一枚くれました。
「このあたりに住んでるの?」と聞いて来たので
「いえ、展覧会のために2週間だけ滞在してる」と答え、展覧会のカードを渡しました。
「ああ、前を通ったことあるわ。来週末までね。行ってみるわ」
彼女は理系の大学院生で、ものすご〜〜く難しそうな学術書を読んでいました。
どうやらスペイン人からの留学生の様子。博士を目指しているそうな。
「フランス語上手ね、どこで勉強したの?」「ありがとう。日本でです」「へぇ」
話していると「掃除係はまだ来てないかね」とマグレブ系のおじさんが入ってきました。
Kaoluluは一瞬何を言っているのかわからず、大学院生が答えてくれました。
「こっちの洗剤は古いからダメだよ、こっちのアリエールがいいからね」と、
洗剤の自販機のうんちくを話したりして、すぐにいなくなってしまいました。
毛コースは低温なのはいいのだけど、脱水が弱く、乾燥機を2回かけてやっと半乾きでした。
次回は「ナイロンコース」にしようっと。。。ナイロンコースは30℃です。
大学院生の彼女とまたねと言って別れ、アパートに戻ると、ちょうどMさんが出かけるところ。
Kaoluluも今日の散歩に出発することにしました。
まずはあまりゆっくり見ていなかった近くのサンマルタン市場。 魚屋さん。
八百屋さん。市場内には2つ八百屋があり、
こっちは品数が多いけど店主がいつもむすっとしていました。
もう1つの八百屋さんは、品数は少ないのだけど、
いつも元気で試食をさせてくれたり、日本語でなんて言うの?と話しかけてきて明るい。
チーズ屋さん。こちらのお姉さんは、初めはむすっとしてたけど通うといい感じでした。
まずは切手を買いにレピュブリック方面へ。朝日がまぶし〜〜!
だだっぴろいのに、郵便受付カウンターが1つしかないという不思議な作りの郵便局で、
「日本宛の切手3枚ください」と言ったら、きちんと買えました。
大は小を兼ねる、ってことかしら。
いつものメトロの駅まで一駅歩きます。 途中にある劇場。立派です!(裏側は毎日見ていたけどね)
メトロに乗って、シテに到着。
シテ駅を出て少し歩くと、その名も「リュテス(パリのローマ時代の名)通り」という
車の入れない広場のような通りに出ます。
そこに、この夏行われた発掘調査結果のパネルが展示されていました。
サンテロワ教会とその回廊…どうやら、現在の警視庁の下にあったみたいです…。
今日のお目当てのノートルダムのクリプトが開くまで時間があるのでついでに散歩をします。
途中、ラテン系のおじさんに時間を聞かれました。
時間を答えると、日本人かと聞くのでそうだと言うと、
「私はアメリカから来たアルゼンチン人で、パリの友人を訊ねて1ヶ月前に来たんだ。
前にヨコハマで働いていたことがあるんだよ」
と流暢なフランス語で話します。へえ、ヨコハマを知ってるんだぁ。
「パリは素敵だよねぇ、私はこれからポンピドゥーセンターに行くんだ。知ってるかい?
よかったら一緒に行かないか?(と対岸を指差す)」
ああ、ナンパだったのね。。。
「ごめんなさい、シテ島を散歩したいの。時間がなくて」「やあ、ごめんごめん!」
お互いにBonne journée!と言って別れました。
悪い人じゃなさそうだったけど、アメリカから来たにしちゃ流暢なフランス語でしたね…。
シテはパリへ来ると必ず1回は訪れるのだけど、そういや隅々まで歩いたことがないと思い、
ナポレオン三世のパリ大改造でも改造されなかった、
中世の道のとおりに道が残っているノートルダムの裏あたりをお散歩です。
Rue des Ursinesあたりは狭くて、昔はどこも道が狭かったんだな〜と感じます。
壁の真ん中にマリア像。なんだか現代的な窓が取り付けられていますが、
実はSaint-aignan礼拝堂があったあたり。何かの事務所のようで入れなかったけど。
この通りのはじっこ。正面建物の上階に人がいるのわかります?
紐で階下へ何かを下ろしている様子。工事中みたいでした。大変!
Rue Chanoinesseは、その昔、とある床屋とパティスリーがあったことで知られている通り。
ものすごく怖い昔話があるんです。。。
昔、ノートルダムの修道学生たちが、床屋に下宿していました。
床屋は学生たちの喉を切って殺し、その肉でパティスリーがパテを作っていました…。ひ〜!
床屋とパティスリーは1387年に火あぶりの刑に処されましたとさ。。。じ、実話!?
今は警察署とか、公的施設になっているようでした(画面右奥の三色旗のあたり)。
藤でもじゃもじゃになっているお店は16世紀の建物なんだそう。 もじゃもじゃすぎて、何のお店だかわからないくらいです。
オープンはお昼からかな?
セーヌ川へ抜けると、風が強くて寒かったです。
柵もなにもなしに、水面まで降りることができてしまうのがフランスらしい。
事故があったら自己責任。
「危険ですって書いてないから入って事故にあった」なんて訴える人はいないのでしょう。
入ったら危ないだろうなってことは、自分で判断。。。
お隣サン・ルイ島。
サン・ルイさんが、ヴァンセンヌを好んだルイ9世だとわかって得した気分。
さて、島の南側へ戻り、ぐるりとノートルダム大聖堂へ。
去年も来たけど、今年は建立850年記念ですし、やっぱり見ておきたい。
しかし、記念年だからと近くで見られるように作られた、巨大観客席が大きすぎる気も…。
あれに登るのは後にして、
Kaoluluは、お目当てのノートルダムのクリプトへ行くことにします。
つづく
_________________________________________
2013年秋「Les 3 illustratrices 展」パリにてグループ展
展示作品 : その1/その2
大き目の画像:NetVillageフランス語版のGALERIE
En savoir plus : NetvVillage en VF (mon site des illustrations)
日本は現在3連休。実はフランスもトゥッサンで3連休(子どもは2週間)。
でも関東地方はどんよりハッキリしない天気が続いています。
Kaoluluは、ブログの更新とお仕事です。
旅行記は5日目に入ります。
前日、M2さんはブックッフェアを見にフランクフルトへ出発。
この日はMさんと2人でお留守番です。
朝になると左膝の痛みが引いたので、予定通り散歩をすることにします。
そして、予定通りまずはコインランドリーで洗濯。
7時半をだいぶ過ぎた頃、アパート前のコインランドリーへ。
Kaoluluが入ると、むくっと起きて出て行きました。
空いているドラムを選んで、洗濯種類を設定、洗剤投入口に洗剤を入れる。
Kaoluluは一番低温の「5.毛コース約20℃」で洗おうと思っていました。
通常は、プレ洗濯、洗濯の2回洗浄されるのがフランス式ですが、
毛コースはプレ洗濯なしの1回洗い。
なのに、間違えて洗剤をプレ洗濯の投入口に入れてしまったKaolulu。。。
洗濯が終わるのを待っている学生らしき女性が1人入って来たので、聞いてみました。
やっぱり間違っていたので、素手で粉洗剤を正しい投入口へ移動させたら、手がべとべとに。
ティッシュを出そうと、鞄をもぞもぞしていたら、彼女が一枚くれました。
「このあたりに住んでるの?」と聞いて来たので
「いえ、展覧会のために2週間だけ滞在してる」と答え、展覧会のカードを渡しました。
「ああ、前を通ったことあるわ。来週末までね。行ってみるわ」
彼女は理系の大学院生で、ものすご〜〜く難しそうな学術書を読んでいました。
どうやらスペイン人からの留学生の様子。博士を目指しているそうな。
「フランス語上手ね、どこで勉強したの?」「ありがとう。日本でです」「へぇ」
話していると「掃除係はまだ来てないかね」とマグレブ系のおじさんが入ってきました。
Kaoluluは一瞬何を言っているのかわからず、大学院生が答えてくれました。
「こっちの洗剤は古いからダメだよ、こっちのアリエールがいいからね」と、
洗剤の自販機のうんちくを話したりして、すぐにいなくなってしまいました。
毛コースは低温なのはいいのだけど、脱水が弱く、乾燥機を2回かけてやっと半乾きでした。
次回は「ナイロンコース」にしようっと。。。ナイロンコースは30℃です。
大学院生の彼女とまたねと言って別れ、アパートに戻ると、ちょうどMさんが出かけるところ。
Kaoluluも今日の散歩に出発することにしました。
まずはあまりゆっくり見ていなかった近くのサンマルタン市場。
こっちは品数が多いけど店主がいつもむすっとしていました。
もう1つの八百屋さんは、品数は少ないのだけど、
いつも元気で試食をさせてくれたり、日本語でなんて言うの?と話しかけてきて明るい。
だだっぴろいのに、郵便受付カウンターが1つしかないという不思議な作りの郵便局で、
「日本宛の切手3枚ください」と言ったら、きちんと買えました。
大は小を兼ねる、ってことかしら。
いつものメトロの駅まで一駅歩きます。
車の入れない広場のような通りに出ます。
そこに、この夏行われた発掘調査結果のパネルが展示されていました。
サンテロワ教会とその回廊…どうやら、現在の警視庁の下にあったみたいです…。
今日のお目当てのノートルダムのクリプトが開くまで時間があるのでついでに散歩をします。
途中、ラテン系のおじさんに時間を聞かれました。
時間を答えると、日本人かと聞くのでそうだと言うと、
「私はアメリカから来たアルゼンチン人で、パリの友人を訊ねて1ヶ月前に来たんだ。
前にヨコハマで働いていたことがあるんだよ」
と流暢なフランス語で話します。へえ、ヨコハマを知ってるんだぁ。
「パリは素敵だよねぇ、私はこれからポンピドゥーセンターに行くんだ。知ってるかい?
よかったら一緒に行かないか?(と対岸を指差す)」
ああ、ナンパだったのね。。。
「ごめんなさい、シテ島を散歩したいの。時間がなくて」「やあ、ごめんごめん!」
お互いにBonne journée!と言って別れました。
悪い人じゃなさそうだったけど、アメリカから来たにしちゃ流暢なフランス語でしたね…。
ナポレオン三世のパリ大改造でも改造されなかった、
中世の道のとおりに道が残っているノートルダムの裏あたりをお散歩です。
実はSaint-aignan礼拝堂があったあたり。何かの事務所のようで入れなかったけど。
紐で階下へ何かを下ろしている様子。工事中みたいでした。大変!
ものすごく怖い昔話があるんです。。。
昔、ノートルダムの修道学生たちが、床屋に下宿していました。
床屋は学生たちの喉を切って殺し、その肉でパティスリーがパテを作っていました…。ひ〜!
床屋とパティスリーは1387年に火あぶりの刑に処されましたとさ。。。じ、実話!?
今は警察署とか、公的施設になっているようでした(画面右奥の三色旗のあたり)。
藤でもじゃもじゃになっているお店は16世紀の建物なんだそう。
オープンはお昼からかな?
柵もなにもなしに、水面まで降りることができてしまうのがフランスらしい。
事故があったら自己責任。
「危険ですって書いてないから入って事故にあった」なんて訴える人はいないのでしょう。
入ったら危ないだろうなってことは、自分で判断。。。
サン・ルイさんが、ヴァンセンヌを好んだルイ9世だとわかって得した気分。
あれに登るのは後にして、
Kaoluluは、お目当てのノートルダムのクリプトへ行くことにします。
つづく
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2013年秋「Les 3 illustratrices 展」パリにてグループ展
展示作品 : その1/その2
大き目の画像:NetVillageフランス語版のGALERIE
En savoir plus : NetvVillage en VF (mon site des illustrations)
by kaolulu-nv
| 2013-11-04 11:29
| 2013フランス旅行+展覧会
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