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Kaoluluの日誌:France/news/旅

フランス人から見た「アメリカ人」後編

フランス人から見た「アメリカ人」後編_f0176688_15592813.jpgこんにちは、Kaoluluです。

アメリカのサイクロン、強烈ですね。
そんな時に不謹慎?
昨日の続きです。

「アメリカ人に対するフランス人の10の偏見」後編。

Les 10 préjugés des Français
sur les Américains


TF1の記事

昨日よりもさらに話は複雑に…。042.gif
おかしな訳がありましたら、どしどし指摘をしてください!


6. Difficile d'avoir une vraie amitié avec un Américain
 【アメリカ人と真の友情をもつのは難しい】
心のこもった歓迎にもかかわらず、フランス人がアメリカ人との友情の最初の段階を乗り越えるのは大変なことだ。ヤンキーを相手にした友情、真実は複雑である。アメリカでは、人々はあなたを腕を広げて迎えてくれるが、ごく稀にしかその腕が閉じられることはないとよく聞く。Guenolla Pellen氏は面白い例えを使う。「フランス人はヤシの実、そしてアメリカ人は桃」。桃は表面は柔らかいが、入り込むのがほとんど不可能な種を持っている。しかし、ヤシの実は堅い殻を持っているが、ひとたび割れれば、我々はそこにとろりとした液体を見つける。アメリカ人はフランスでは見られないような自立と自治が必要なのだ。彼らは確かに友達はいるけれど、表面的な友情にとどまっているのはよくあることなのだ。

ーほぉ。。。これは興味深い話です。
 アメリカ人はオープンなのかと思いきや、表面的な付き合いしかできないの?
 アメリカ人の友達がいないので全くわからないKaoluluです。
 日本人はどうでしょうね。「親しき仲にも礼儀あり」って感じですよね…。
 とすると、初めも取っ付きにくい上、親しくなってもよそよそしい??
 栗かな…毬にくるまれ、中にたどり着いても生では食えん。(笑)



7. Au pays du puritanism
 【清教徒主義の国で】
なんて貞淑ぶったアメリカ人!アメリカの清教徒主義にフランス人は驚きを禁じ得ない。フランス人にとっては、裸は人を殺さないし、性ならなおさらだ。アトランタのアリアンス・フランセーズ(訳注:仏語教育機関)のHélène Courault所長は、諷刺漫画家Plantu(訳注:フランスのLe Monde紙などで諷刺漫画を描く)とAli Dilem(訳注:アルジェリアのLibérté紙などで諷刺漫画を描く)のトークイベントで、この清教徒主義を体験した。アリアンス・フランセーズに通う思春期のアメリカ人たちに紹介されたいくつかの政治マンガの性的な性質が、若者たちの一部にためらいを、彼らの親たちに不快感を引き起こしたのだ。もし、今日、「清教徒主義」が「快楽主義」の反対語として使われるならば、それはなによりもまず、イギリス国教会のカトリック的性格を「浄化する」ことを望むプロテスタントの流れを指す。アメリカ大陸に亡命してきた清教徒たちは、完全に自由に彼らの宗教を実行することを望んでいた。しかしながら、今日、この制限された道徳の教えが、アメリカ社会のどこにでも存在していると言うのは難しい。例として、ポルノ産業の激化を見るだけで十分だ。そこには、ある程度の偽善が見える…。

ー宗教の話は難しいですね。
 清教徒ってなんだっけ?プロテスタントってなんだっけ?って思っちゃいました。
 プロテスタントは16世紀にドイツで起きた宗教革命でカトリックに反発した人々。
 清教徒はその流れを汲んだイギリスのプロテスタントだと思えばいいのかも…。
 
 アメリカと宗教って変な関係だなと感じますね。
 進化論を信じない人がいるなんて、信じられませんよね。



8. Obsession de l'argent et matérialisme
 【金の妄想と物質主義】
アメリカ人は性については語らないくせに、金についての質問にはためらいなく寄ってくる!フランス人は金と不節制(訳注:欲望を抑えないこと)しか知らない消費社会を想像する。アメリカでは「金は臭くない」とTed Stangerは彼の著書「フランス人の秘密」の中で強調する。アメリカ人は美しいモノに支払う財力があることに誇りをもっている。しかし、フランス人の思い込みとは反対に、彼らは無作法に彼らの緑の札(訳注:ドル札は緑色)を振りかざしたりはしない。金に対する劣等感を解消するフランス人の言い分は、能力主義の理想から来る。それは「金が、能力よりも社会的チャンスと同一視されるフランス貴族制度に逆らう」とGuénon Pellen氏は強調する。Pour ce qui est de l'excès, les Français ont probablement raison.(スミマセン、うまく訳せません!)
「我々はいつも道にあるもの、テレビに映っているもの、支払い方法さえも買うように駆り立てられる」Hélène Courault氏は説明する。

ー難解です〜〜。015.gif
 能力を金では量るのはおかしい。。。
 難しい論理だと感じるのは、Kaoluluがアメリカ化されているのかもしれません。

 確かに、フランスの政治家たちは給料が少なく、
 政治家であることは名誉だと考えているから、ああやって全うできるのだそう。
 金で動くやつは欲望を抑えられないやつ。金は臭い。
 なんと正義感の強い人たちだろう!
 日本にもそういう政治家に登場してほしいです。



9. Tous des brutes!
 【とっても野蛮!】
アメリカは暴力の国か?武器の携帯、刑務所、死刑は暴力がほとんど国中に「普通に」ある国だというイメージを作り上げる。武器の携帯は、アメリカに住むフランス人も不安にさせる。Les expatriés n'agissent pas de la même façon au volant de leurs voitures.(「国外に移住した人たちは自分の車のハンドルと同じようには行動しない」…意味がわかりません!)Ils ne s'énervent pas, par peur des réactions disproportionnées et surtout armées.(「彼らはいらだたない。並外れていて、特に武装した反応の不安によって」…ごめんなさいどういう意味??)
それらにハリウッド映画が加わる。暴力の連想は「カウボーイ」のイメージからも強められる。最近、「ダーク・ナイト・ライジング」(バットマン最新作)の上映の時、アメリカのオーロラ州の映画館で殺戮事件があり、一部のアメリカ人は暴力のプロモーションにおけるハリウッドの役割に疑問を投げている。もう一方で、暴力や性に対してより寛大なアメリカの検閲の矛盾も考えさせられる。

ー武器携帯はやはり恐ろしい。。。
 これは偏見であってほしいですね。



10. L'Américain est trés patriotique
 【アメリカ人は非常に愛国的である】
アメリカの国旗と忠誠の宣誓は、フランス人にはtoo muchでは?国旗敬愛はアメリカ愛国主義の主要素である。小学生の大部分が毎朝、胸に手を当てて宣誓を捧げる。9.11のテロ事件の後、Pewリサーチセンターは2012年に国旗を立てた家庭は75%になると計算した。7年前にアメリカに引っ越したばかりのアトランタのアリアンス・フランセーズの所長は、初めはこの愛国主義は「当惑させる」何かだと考えた。今では彼女はそれを別の視線で見ている。「フランスでは社会生活を営む仕組みがあるが、我々はアメリカ人ほど連帯はしていない」と。

ーアメリカ人の愛国心は連帯のため。。。
 違う人種の人たち、たくさんの移民が暮らすために国旗を掲揚し、
 愛国心を強くして連帯を図る。
 小学生が毎朝国旗を掲げて忠誠を誓っているなんて、ちょっと信じられないけど。

 一方、フランス人は、たくさんの人種がいるけれど、
 愛国心で結束しているのではなく、
 社会的な仕組みによって成り立っている。

 あ〜、あんまり考えたことなかったな〜〜。005.gif
 愛国心で連帯を図る大国、他にもありましたね。。。お隣の。




やっと終わりました〜。
長くて難しい文章でしたが、アメリカとフランスを比較できて面白かったです。
フランスのことも発見できたし、アメリカのことも少しわかったかも。
……って、これは「フランス人がもつ偏見」であって、
決して真実ではないのですよね!037.gif

フランス人による分析、とても参考になりました。
人はそれぞれ違う考え、違う環境に生きている。
相手を否定するのではなく、相手を理解して、世界中の人が繋がるといいですね。

今度は日本人に対する偏見も聞いてみたいです。


**追記**
たまたま今朝、こんな記事を見つけました。今年4月のものだけど…。

「外国人は、日本から来た女性観光客をどう見ている?」

これは日本人女性観光客に限ったことなので日本人に対する偏見ではありません。
日本にいる日本人のイメージではないですしね。

それに、Kaoluluは日本人女性観光客だけれど、
これらの項目にほとんど当てはまりません。
(「写真をたくさん撮る」は入るかな。風景はよく撮ります。
 でも、人前や現地の同伴者のいる食事の席などでは
 カメラは出さないようにしています。どうしても撮影したい場合は聞いてみます)

きっと集団でいて声の大きな人たちが目立つんだろうな。。。

現地の挨拶くらいは覚え、
ブランド品なんて買い漁っている時間やお金があるなら、
現地の文化や自然を見たり、現地でしか食べられない料理を楽しんだり、
集団行動に頼らず、時には1人で歩いてみてほしい。。。
あと、カードを使いましょ。現金は最小限で。レートもお得です。

Kaoluluの感覚がおかしいのかな、と最近自分が心配になります。008.gif


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by kaolulu-nv | 2012-10-31 09:01 | 気になるフランス | Comments(0)

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