ルーヴルで企画展のち郊外の田舎へ〈Paris〉5月26日(土)*12日目その1
2012年 06月 27日
こんにちは、Kaoluluです。
昨日はからっと晴れたので、布団を夏布団に替えました。
洗濯日和でしたね。
さて、旅行記はパリ滞在4日目となりました。
3日目は倒れてしまって、楽しみにしていた市場と料理教室もできず、
なんとも情けない1日となってしまいました。
ホストたちにも心配をかけてしまったし。。。
翌日は、もらった巨大薬が効いたみたいで、だいぶよくなりました。
週末ですし、朝は8時半に朝食を用意してもらいました。
Tilleulを飲んで、しっかりタルティーヌとヨーグルトを食べて。
今日は、昨日行けなかったルーヴル美術館へ行ってから、
郊外の田舎散歩に行くことにしました。
「ルーヴルに行くなら、バスで1本で行けるよ」
そう言って、フィリップが地図のコピーを持ってきました。
バス停の位置に印を付け、
「ここを出て左だよ。ボックスじゃなくて、一本棒が立ってるだけのバス停」
しかし、Kaoluluが思うに、図には宿を出て右に向かって線がひかれています。
「え、これって反対じゃないかな。ここを出て右?」
「いや、違う、この前の道を渡って左だよ。郵便局があるところ」
??ま、行ってみればわかるよね。
「帽子は持ったかい?水も持ってる?」
と、まるで小学生を遠足に行かせるみたいに確認するパトリス。
「僕は今日、リヨンに行くから。もうこれでお別れだよ」
と、握手を求めるフィリップ。
ああ、そうなんだ、フィリップとはこれでお別れなのね。。。
フランスは3連休。バカンスだねなんて言ってたもんね。
「本当にありがとう!また来ます。絶対!!!」
フィリップに早めのお別れを告げて今日の散歩に出発です。
宿を出て左に行くと、郵便局前のポールだけのバス停を発見。 ふむ。フィリップは地図の上下を間違えていたのかも。
バス停前はLa poste(郵便局)で、その向かいはLa posteというカフェ…。
ここからバスに乗ると、 ルーヴル美術館の敷地の中に到着しました。
こんなところにバス停があったなんて、知らなかったわ。。。
ルーヴルのオープンは午前9時と、美術館にしては早い方。
でももうガラスのピラミッド中央口は行列ができています。
Carrousel門。
この脇にGalerie du Carrousel(カルーゼル地下街)への入り口があります。
リヴォリ通りからもGalerie du Carrouselへ入れます。
逆さピラミッドを抜けます。
そして、そのままルーヴル美術館の入り口、ナポレオンホールに。
チケット自販機は日本語でOK。
……なんだけど、ちょっとまごつきました。
最後に時間を選ぶ項目がでてくるんですね。前に来た時もあったかなぁ?
すぐに入るつもりなので、5分後の時間を選びました。
今回は無理をせず、企画展だけを見ます。
La Saint Anne l'ultime chef-d'oeuvre de Léonard de Vinci
レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の代表作 Sainte-Anne展。
(フランス語だと、レオナール・ド・ヴァンシと発音します)
途中、ゲートじゃないところにいた監視員がチケットをと、手を差し出しました。
常設展チケットで企画展に迷い込んだと思われたみたいです。
周りを見ると、確かに日本人や中国人は全くいませんでした。
企画展は撮影禁止。。。なので、写真はありません。
ダヴィンチの作品を一度にたくさん見るなんてなかなかできませんよね。
(でも、ルーヴルのモナリザは常設展示場に展示したままです)
Saint Anneのためのサンギーユ(貝が原料の赤いコンテ)で描かれた下絵、
ペンで描かれた小さな習作もよかったです。
それと、日本のBunkamuraのダヴィンチの展示もそうだと聞きましたが、
偽物、いや、ダヴィンチの工房の作品がいっぱい!!
プラドのモナリザなんて、影が薄くなるほど、
ダヴィンチのSainte Anneの大行列。大きさも様々。
Sainte Anne、Sainte Anne、Sainte Anne…!!
(それでも、日本の展示と違って、本物もあるから許せます)
ああ、もうお腹いっぱい。。。
次は、常設展示会場にある「コンデ公の華麗なる時祷書」展。 こちらも撮影禁止。
残念ながら、シャンティイ城の「コンデ公のいとも華麗なる時祷書」ではなく、
ニューヨークのメトロポリタンから来たものですが、
本はバラして、美しい挿絵が見えるように展示してあり、とてもよかったです。
大きな帆船が大波にもまれている場面に、綺麗な女性(女神?)が描かれた挿絵。
白髪のマダムが「これ素敵よね。私大好き」と話しかけてきました。
赤、青、金。驚くほど緻密、けれどどこか原始的な表現。。。いいですね。
気に入ったのだけど、薄めの図録は見つからず。残念。
400ページ、42ユーロの巨大図録はあったけど…持って帰ってももう本棚に入らない!
今度パリへ来たらシャンティイ城に行くしかありません。
時祷書の下はちょうど昔のパリの城壁だったので、ちょっと見て回って…。
次はChevrouse シュヴルーズへ行きます。
北駅からRER B線で、終点のSt-Rémy lès Chevreuseまで1時間ほどの旅です。
北レ・アル駅までメトロで行き、そこで乗り換えるのだけど、構内をかなり歩きます。
途中に動く歩道があるほど!
動く歩道で、サンダルが巻き込まれてしまい、引き抜こうとしている男性がいました。
しかし、全く動かない。。。男性は諦めて裸足で去りました。
RER B線は途中で行き先が2つに分かれるので、
ホームの掲示板で確認しないとね。。。土曜日は本数が少ないです。
車内は冷房もなく、蒸し暑い。
オルリー空港へ行く客が途中でどっと降り、
その先も徐々に人が減って、景色も緑で涼しげになってきます。
St-Rémy lés Chevreuse到着。
駅前はバスターミナルで、Chevreuse行きもありますが、歩いて行きますよ。 ちょっと歩くともう、牧草地。
牛「むしゃむしゃ、ようこそぉ。天気いいねぇ」
ホント、天気最高!!
馬「暑いなぁ。気をつけて行けよ」
ホント、気をつけないとね。。。(↑クリックして拡大)
遠くにマドレーヌ城が見えてきました。
あそこまで歩くのか!う。結構遠そうですね。
牛、花、草、森。
道はきちんと整備されているし、途中の木陰にベンチなどがあるけれど、
草いきれで本当に暑く感じます。
キジ「うひゃ〜、暑い暑い、早く日陰に逃げろ〜逃げろ〜」
日陰のない畑の中を突っ切って、やと民家が見えてきました。
ここをまっすぐ行くと、シュヴルーズの村へ着くはずです。
つづく
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昨日はからっと晴れたので、布団を夏布団に替えました。
洗濯日和でしたね。
さて、旅行記はパリ滞在4日目となりました。
3日目は倒れてしまって、楽しみにしていた市場と料理教室もできず、
なんとも情けない1日となってしまいました。
ホストたちにも心配をかけてしまったし。。。
翌日は、もらった巨大薬が効いたみたいで、だいぶよくなりました。
週末ですし、朝は8時半に朝食を用意してもらいました。
Tilleulを飲んで、しっかりタルティーヌとヨーグルトを食べて。
今日は、昨日行けなかったルーヴル美術館へ行ってから、
郊外の田舎散歩に行くことにしました。
「ルーヴルに行くなら、バスで1本で行けるよ」
そう言って、フィリップが地図のコピーを持ってきました。
バス停の位置に印を付け、
「ここを出て左だよ。ボックスじゃなくて、一本棒が立ってるだけのバス停」
しかし、Kaoluluが思うに、図には宿を出て右に向かって線がひかれています。
「え、これって反対じゃないかな。ここを出て右?」
「いや、違う、この前の道を渡って左だよ。郵便局があるところ」
??ま、行ってみればわかるよね。
「帽子は持ったかい?水も持ってる?」
と、まるで小学生を遠足に行かせるみたいに確認するパトリス。
「僕は今日、リヨンに行くから。もうこれでお別れだよ」
と、握手を求めるフィリップ。
ああ、そうなんだ、フィリップとはこれでお別れなのね。。。
フランスは3連休。バカンスだねなんて言ってたもんね。
「本当にありがとう!また来ます。絶対!!!」
フィリップに早めのお別れを告げて今日の散歩に出発です。
宿を出て左に行くと、郵便局前のポールだけのバス停を発見。
バス停前はLa poste(郵便局)で、その向かいはLa posteというカフェ…。
ここからバスに乗ると、
こんなところにバス停があったなんて、知らなかったわ。。。
ルーヴルのオープンは午前9時と、美術館にしては早い方。
でももうガラスのピラミッド中央口は行列ができています。
この脇にGalerie du Carrousel(カルーゼル地下街)への入り口があります。
リヴォリ通りからもGalerie du Carrouselへ入れます。
そして、そのままルーヴル美術館の入り口、ナポレオンホールに。
チケット自販機は日本語でOK。
……なんだけど、ちょっとまごつきました。
最後に時間を選ぶ項目がでてくるんですね。前に来た時もあったかなぁ?
すぐに入るつもりなので、5分後の時間を選びました。
La Saint Anne l'ultime chef-d'oeuvre de Léonard de Vinci
レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の代表作 Sainte-Anne展。
(フランス語だと、レオナール・ド・ヴァンシと発音します)
途中、ゲートじゃないところにいた監視員がチケットをと、手を差し出しました。
常設展チケットで企画展に迷い込んだと思われたみたいです。
周りを見ると、確かに日本人や中国人は全くいませんでした。
ダヴィンチの作品を一度にたくさん見るなんてなかなかできませんよね。
(でも、ルーヴルのモナリザは常設展示場に展示したままです)
Saint Anneのためのサンギーユ(貝が原料の赤いコンテ)で描かれた下絵、
ペンで描かれた小さな習作もよかったです。
それと、日本のBunkamuraのダヴィンチの展示もそうだと聞きましたが、
偽物、いや、ダヴィンチの工房の作品がいっぱい!!
プラドのモナリザなんて、影が薄くなるほど、
ダヴィンチのSainte Anneの大行列。大きさも様々。
Sainte Anne、Sainte Anne、Sainte Anne…!!
(それでも、日本の展示と違って、本物もあるから許せます)
ああ、もうお腹いっぱい。。。
次は、常設展示会場にある「コンデ公の華麗なる時祷書」展。
残念ながら、シャンティイ城の「コンデ公のいとも華麗なる時祷書」ではなく、
ニューヨークのメトロポリタンから来たものですが、
本はバラして、美しい挿絵が見えるように展示してあり、とてもよかったです。
大きな帆船が大波にもまれている場面に、綺麗な女性(女神?)が描かれた挿絵。
白髪のマダムが「これ素敵よね。私大好き」と話しかけてきました。
赤、青、金。驚くほど緻密、けれどどこか原始的な表現。。。いいですね。
気に入ったのだけど、薄めの図録は見つからず。残念。
400ページ、42ユーロの巨大図録はあったけど…持って帰ってももう本棚に入らない!
今度パリへ来たらシャンティイ城に行くしかありません。
次はChevrouse シュヴルーズへ行きます。
北駅からRER B線で、終点のSt-Rémy lès Chevreuseまで1時間ほどの旅です。
途中に動く歩道があるほど!
動く歩道で、サンダルが巻き込まれてしまい、引き抜こうとしている男性がいました。
しかし、全く動かない。。。男性は諦めて裸足で去りました。
RER B線は途中で行き先が2つに分かれるので、
ホームの掲示板で確認しないとね。。。土曜日は本数が少ないです。
車内は冷房もなく、蒸し暑い。
オルリー空港へ行く客が途中でどっと降り、
その先も徐々に人が減って、景色も緑で涼しげになってきます。
St-Rémy lés Chevreuse到着。
駅前はバスターミナルで、Chevreuse行きもありますが、歩いて行きますよ。
遠くにマドレーヌ城が見えてきました。
あそこまで歩くのか!う。結構遠そうですね。
草いきれで本当に暑く感じます。
つづく
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by
goody0430 at 2012-06-27 15:49
本当に良い天気!天気よ過ぎで熱中症には要注意ですね。
それにしても、疲れからですかね?でも、無事いきたいところへ行けて良かったですね。それに、ホストの方々の優しさ。温かいですね〜♪
シュヴルーズ、初めて聞きました。次の記事楽しみに待ってまーす☆^^
それにしても、疲れからですかね?でも、無事いきたいところへ行けて良かったですね。それに、ホストの方々の優しさ。温かいですね〜♪
シュヴルーズ、初めて聞きました。次の記事楽しみに待ってまーす☆^^
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by
kaolulu-nv at 2012-06-27 16:14
こんにちは、goodyさん。
天気よすぎでしょ〜。この日はランニングシャツに麻の七分袖のシャツだったのですが、それでも暑かったです!
やっぱり、暑い中、十分に水分をとらずに歩いたせいだと思います。
ホストの2人には迷惑かけてしまったけれど、本当に親切にしてくれて、感激しました。
シュヴルーズに行くとホストに言ったら「知らないな」って言われました(笑)私は古いフィガロジャポンで見て、行きたいと思ったんです。日曜(春夏のみ)RERの駅から無料シャトルバスもあるようだし、メジャーな場所なのかと思ったら、相当マイナーだった様子(^^;
でも、現地には結構人がいましたよ。歩くのが好き、自然が好きという人にはピッタリな場所だと感じました。
天気よすぎでしょ〜。この日はランニングシャツに麻の七分袖のシャツだったのですが、それでも暑かったです!
やっぱり、暑い中、十分に水分をとらずに歩いたせいだと思います。
ホストの2人には迷惑かけてしまったけれど、本当に親切にしてくれて、感激しました。
シュヴルーズに行くとホストに言ったら「知らないな」って言われました(笑)私は古いフィガロジャポンで見て、行きたいと思ったんです。日曜(春夏のみ)RERの駅から無料シャトルバスもあるようだし、メジャーな場所なのかと思ったら、相当マイナーだった様子(^^;
でも、現地には結構人がいましたよ。歩くのが好き、自然が好きという人にはピッタリな場所だと感じました。
by kaolulu-nv
| 2012-06-27 08:00
| 2012フランス旅行記☆
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