GW中に読んだ本
2010年 05月 07日
こんにちは、Kaoluluです。
歯の治療は明日るる。。。少しずつ腫れは引いてきました。
なんか、今度はのどがおかしいんだけど(苦笑)
原稿待ちなので、今日は「GW中に読んだ本」でもご紹介…。
結局、歯痛と頭痛で仕事もおでかけもままならなかったKaolulu。
2冊読み終えました。
まずは、バルザック「幻滅」上。
図書館で借りましたるる。
下巻はまだ読んでいないのだけど。。。
バルザックの「人間喜劇」はとても面白いです。
この藤原書店のセレクションを番号順に読み進んでいて、
只今4冊目。
内容は副題の「メディア戦記」とあるように、18世紀末の出版業界事情の話。
意地悪で考えの古い印刷屋の父親から田舎の店を継いだダヴィッド。
パリで修行中に使っていたイギリスの最新型の印刷機を導入したいのに、
父親は「この古い活版印刷器の何が悪い!」と譲りません。
ダヴィッドは実は商売には向かない性格で、それを自覚しています。
薬屋の息子である親友の影響で、薬品の研究を始めます。
フランスでは今でも綿やボロ布から紙を作っています(紙幣も!)。
それでは質も悪いし、いつか材料が足りなくなるとダヴィッドは思い、
新しい紙の開発をしようと決心します。本業はほったらかしです。
(紙の本から電子書籍の時代へ移りつつある現代。彼が知ったら驚くでしょう!)
親友の薬屋の息子リュシアンは、逆に研究者向きではなく、
文学の才能があります。そして美男子。
栄光や権威に憧れを持っていて、どうしても社交界に入りたい…。
家族がお金を工面をしてやっとパリへ出てこられたのに、
文学を志す新しい友人たちの助言を無視して、
お金と名声を手に入れるためにジャーナリストになってしまいます。
と、ここで上巻は終わり。。。下巻はいつ読もうかなぁ。
2冊目は、ジャン・フランソワ・パロ「ロワイヤル通りの悪魔憑き」。
ジャン・フランソワ・パロのニコラ警視シリーズ3作目。
2作目の「鉛を呑まされた男」がいまいちだったので、
どうかな〜と思っていたのだけど、これが1作目に続くアタリ!
舞台はこれまた18世紀のパリ。(でもバルザックとちがって革命前です)
1作、2作目で20代の若々しかったニコラ警視が、
3作目ではいきなり9年の月日が経っています。
新米警視が、ベテラン警視になっていた!
このシリーズの面白い点は、18世紀パリの風俗がよく読み取れること、
出てくる料理が凝っていてとても美味しそうなこと、
登場人物の性格がはっきりとしていること(毎回同じ人が出てくるし)。
ちょうど今日からAXNミステリーチャンネルで再放映されます。
ドラマのタイトルは「王立警察ニコラ・ル・フロック」。
Kaoluluは時間的に観られるかどうかちょっと微妙だけど。。。
今は帚木 蓬生「聖灰の暗号」を読み途中。
今度はフランスの現代と中世のお話。
史実としては、佐藤賢一「オクシタニア」と全く同じ内容だけれど、
描き方、捉え方が全然違いまするる。
まだまだフランス関連の未読本が溜まっています。
。。。これ、いつか片付けられるのかな。
歯の治療は明日るる。。。少しずつ腫れは引いてきました。
なんか、今度はのどがおかしいんだけど(苦笑)
原稿待ちなので、今日は「GW中に読んだ本」でもご紹介…。
結局、歯痛と頭痛で仕事もおでかけもままならなかったKaolulu。
2冊読み終えました。
まずは、バルザック「幻滅」上。
図書館で借りましたるる。
下巻はまだ読んでいないのだけど。。。
バルザックの「人間喜劇」はとても面白いです。
この藤原書店のセレクションを番号順に読み進んでいて、
只今4冊目。
内容は副題の「メディア戦記」とあるように、18世紀末の出版業界事情の話。
意地悪で考えの古い印刷屋の父親から田舎の店を継いだダヴィッド。
パリで修行中に使っていたイギリスの最新型の印刷機を導入したいのに、
父親は「この古い活版印刷器の何が悪い!」と譲りません。
ダヴィッドは実は商売には向かない性格で、それを自覚しています。
薬屋の息子である親友の影響で、薬品の研究を始めます。
フランスでは今でも綿やボロ布から紙を作っています(紙幣も!)。
それでは質も悪いし、いつか材料が足りなくなるとダヴィッドは思い、
新しい紙の開発をしようと決心します。本業はほったらかしです。
(紙の本から電子書籍の時代へ移りつつある現代。彼が知ったら驚くでしょう!)
親友の薬屋の息子リュシアンは、逆に研究者向きではなく、
文学の才能があります。そして美男子。
栄光や権威に憧れを持っていて、どうしても社交界に入りたい…。
家族がお金を工面をしてやっとパリへ出てこられたのに、
文学を志す新しい友人たちの助言を無視して、
お金と名声を手に入れるためにジャーナリストになってしまいます。
と、ここで上巻は終わり。。。下巻はいつ読もうかなぁ。
2冊目は、ジャン・フランソワ・パロ「ロワイヤル通りの悪魔憑き」。
ジャン・フランソワ・パロのニコラ警視シリーズ3作目。
2作目の「鉛を呑まされた男」がいまいちだったので、
どうかな〜と思っていたのだけど、これが1作目に続くアタリ!
舞台はこれまた18世紀のパリ。(でもバルザックとちがって革命前です)
1作、2作目で20代の若々しかったニコラ警視が、
3作目ではいきなり9年の月日が経っています。
新米警視が、ベテラン警視になっていた!
このシリーズの面白い点は、18世紀パリの風俗がよく読み取れること、
出てくる料理が凝っていてとても美味しそうなこと、
登場人物の性格がはっきりとしていること(毎回同じ人が出てくるし)。
ちょうど今日からAXNミステリーチャンネルで再放映されます。
ドラマのタイトルは「王立警察ニコラ・ル・フロック」。
Kaoluluは時間的に観られるかどうかちょっと微妙だけど。。。
今は帚木 蓬生「聖灰の暗号」を読み途中。
今度はフランスの現代と中世のお話。
史実としては、佐藤賢一「オクシタニア」と全く同じ内容だけれど、
描き方、捉え方が全然違いまするる。
まだまだフランス関連の未読本が溜まっています。
。。。これ、いつか片付けられるのかな。
by kaolulu-nv
| 2010-05-07 11:49
| 読書
|
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